※JRAのHP(阪神競馬場)は“こちら”。記事内容は訪問時のものです。最新情報はHPでご確認を!
関西のJRA競馬場といえば、京都と阪神。
京都競馬場にはウン百回と行きましたが、阪神競馬場に行ったことがあるのは多分十数回。
社会人になってからの生活圏が京都だったので、わざわざ阪神まで行くことが少なかったんですよね…。京都競馬場までバイク10分のところに住んでいたこともありますし。
今回は、多分十数年ぶりの阪神訪問。
競馬の映像はテレビで見ているものの、テレビに映らない場所の記憶は曖昧だし、変わってもいるはず。やや浦島太郎状態で阪神競馬場へ行ってきました。
もくじ
アクセス
最寄駅は阪急電鉄の仁川駅。そのためか、関西の競馬ファンは「阪神競馬場に行こうか」ではなく、「仁川行こか」と言います(僕の周りだけ?)。
梅田からだと、特急停車駅の西宮北口で宝塚行きに乗り換え3駅目。乗り換え時間を入れても、梅田から30分かからずに仁川駅に着きます。
仁川駅の東口を出たら、もう阪神競馬場へ迷うことはありません。
開催を出たらいきなり、「ようこそ!阪神競馬場へ」と歓迎されますから!
ここからは、名馬を振り返りながら専用地下道を進みます(昔はこんな道がなく、普通に生活道路を歩いていたので大混雑でした)。
「武豊騎手JRA通算4,000勝」は記憶に新しいところですね!
エスカレーターを上って通路を直進した先に、阪神競馬場正門があります。
パドック
正門から入場した目の前は、もうパドック。
正門が2階にあたるので、やや高い位置からの眺めに。
パドック2階の周辺に、手荷物預かり所と新聞販売所があります。
こちらはパドック最下段からのアングル。
いろんな角度から馬を見ることができるので、パドック党にとってはありがたいつくりでしょう。
加えて雨が降っても傘いらずの設計も嬉しい限り(傘不要のパドックが完成したときは、結構話題になりました)。あとは馬を見る目さえ整えば完璧です(苦笑)。
ちなみに、パドックカメラからのアングルはこんな感じ。
カメラマンエリアが一番の特等席ですかね!?
改修後の阪神競馬場の歴史を休まず刻んでいるかのような時計台。
待ち合わせ場所に使っている方がいらっしゃいました。
屋外観戦エリア、本馬場へ
パドック1階からスタンドを横切り、中央コンコースを突っ切れば、
ターフビジョン前に出ます。
こちらは、ゴール付近からの眺め。
すぐ左がウィナーズサークル。
そのウィナーズサークル左では、検量室前の様子を見ることができます。
上の写真のように見たければ、レース前からこの場所にいておく方がベター。
というのも、ゴール前で観戦している立派なカメラを持った熱心なお客さんが、ゴールと同時にこの場所に移動してくるから。
あっという間に人だかりができるので、馬と騎手が引き上げてくるときは、人、人、人の後ろからしか見られなくなります。
ちなみに僕が行った日、ここに集まってきたのはほぼ女性!しかも、皆さん高そうなカメラをお持ちでした。
さすがJRA、他の公営競技ではここまで女性が集まることはありません!
スタンドに目を転じると、屋外席が広がっています。
訪問日は座席指定のスマートシートでしたが、いずれ全席自由に戻るでしょう(多分)。
一番奥の観戦可能エリアは、ダートコースの4コーナー付近。
それより奥にも行けるようになってはいますが、そこまで行くと残念ながら馬場が見えなくなってしまいます。
1Fスタンド
パドック最下段から入ったフロアが1階。
左にはスマッピー専用を含めた投票機が並び、
右にはターフィーショップがあります。
店舗入り口にあるガチャガチャ、中身を確認しませんでしたが、結構楽しんでいるお客さんがいましたよ。
競走馬のぬいぐるみが普通に発売されるようになったのは、オグリキャップからじゃないかなと記憶しています(違ったらごめんなさい)。
初期のぬいぐるみと比べたら、人間がより「かわいい❤️」と感じる表情になっているような気がします。
ターフィーショップの右横にある通路は「メディアストリート」と名付けられています。
阪神競馬場で開催されるGIレースの紹介や、
阪神競馬場の歴史を感じながら通り抜けた先には、
フードプラザがあります。
フードプラザについては、【食事】の項目でご紹介します。
フードプラザをぐるっと回れば投票所。
モニターを見ながらくつろげる座席はあります。
こういう席は「場所取り禁止」が建前。ですが、まぁどこも早い者勝ちになっていますよね。
なお、1コーナー側(西ウイング)の1階投票所は閉鎖されていました。
2Fスタンド
正門から入ったフロアが2階。
2階より上は、ガラス張りで冷暖房完備の環境で、レース観戦できるようになっています。
2階は一般席ですが、訪問日はスマートシート(指定席)。ただ、一部は自由席でした。コロナが明けたら、全席自由席に戻るのかな?
スタンドのもっとも右端は、ゴールまで二百数十メートル付近。
1階同様、モニターを見ながら座れる席もありますが…(ここも早い者勝ちの空気)。
2階4コーナー寄りの入口付近には、「ビギナーズセミナー」のルームがあります。
常連客の憩いの場…ではなく、JRAのビギナーズコーナーは、初心者が本当に気軽に立ち寄れる場所、と聞いています(さすがに僕は入るわけにいかないので、ビギナーズセミナー受講体験はしていません)。
ご自身は玄人でも初心者をお連れの場合なら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
4コーナー付近の馬場側には「商品展示ブース」が。
当日の特別レースや、その週の重賞レースで贈られるものが展示されていました。
が、「商品展示」というネーミング、なんだか安っぽく感じません?
「賞典ブース」みたいな感じの方がスッキリすると思うのですが、まぁ細かいことは置いておきましょう(笑)。
2階フードプラザについては、【食事】の項目をご覧ください。
3Fスタンド
3階も空調設備完備一般席。
館内の椅子の配列や売店など、2階とは異なりますが、雰囲気は2階と似たようなものです。
2階よりワンフロア高い場所にあるので、2階と比べて眺めがいい、というくらいですかね。
「UMAJO SPOT」がありますが、男の僕はもちろん立ち入り禁止。
3階フードプラザについては、【食事】の項目をご覧ください。
指定席(4Fより上)
4階より上がS~Cの指定席。
「Sラウンジ」「Aシート」「Bシート」「Cシート」の4種類です。
今回僕が使ったのは、5階Cシート。
投票所の見た目は一般席と変わりません。床がじゅうたん張りなのが、1~3階と違うところですね(コロコロで掃除するスタッフがいました)。
Cシート700円と、かなりリーズナブルな価格設定!
モニターが使えませんが、コンセントはあるし、(使わなかったけど)小さな荷物入れもあります。
パイプ状のフットレストもあるので、座り心地もいいですよ。
「座席モニターは不要」「ゴールから遠くても構わない」という方は、Cシートで十分です。
眺めはこんな感じ。僕はゴール付近にはこだわらないので、この眺めなら十分すぎます!
ちなみに、5階Cシートと造花で区切られている向こうは馬主席。
ちょっと跨いだら超えられそうな高さですが…、もちろんそんなことはいたしません!(笑)
「Sラウンジ」「Aシート」「Bシート」については、HP(こちら)でご確認ください。
Cシート以外は全て、座席モニターが付いています。
噴水広場、セントウルガーデンなど
正門から入ってひたすら右へ進むと、屋外広場へ行くことができます。
ちょっと頭を冷やすのにもってこいの噴水広場・セントウルガーデンや、
子供と遊べるキッズガーデン。
その奥は、コンパクトな東入場門。
ここから馬場側へ向かうと、イベントステージがある「スカイガーデン」や、「ポニーリンク」があります(訪問日はポニー不在)。
このエリアには「さくらテラス」という、無料で利用できるUMACA投票専用の施設もあります(土足禁止)。
現金での馬券購入はできませんが、UMACAなら買えるので、天気のいい日は芝生に食べ物を広げながら馬券検討し、ちょっと歩いてUMACAで投票…というのは大いにアリでしょう!
食事
JRAの競馬場は、各地方の公営競技場と比べてかなり充実しています。訪問時は「通常より縮小営業しています」とHPに書かれていましたが、それでも店舗不足はまったく感じませんでした。
それでは食事エリアをざっとご紹介していきましょう。
1階
各フロアにフードプラザや食堂がありますが、フードプラザとしては1階がもっとも広く、店舗も多めでした。
訪問日はとにかく風が強くて、外での観戦は激寒!
こんな日はあったかい汁もの…ということで「加寿屋(KASUYA)」の「かすうどん」を注文。
加寿屋は、大阪を中心に展開する、うどんメインの店。JRAの4大競馬場にも入っていますよ。
「牛のホルモンをじっくり脂が抜けるまで時間をかけて揚げた『かす』をうどんにトッピング」
とHPに書かれています。
うどんはやや細め。汁は、普通の関西のうどんよりは味が濃いめですが、まったくくどさはありません。
「かす」は歯ごたえがよく、味もよくしみています。ウマかったし、よくあったまりました。
2階
2階にもフードプラザがあります。1階よりはややコンパクトですが、同じような立ち食いエリアになっていますよ。
投票所内の売店も充実。
個人的には、中盤戦に甘いものをつまみたくなるので、ドーナツがあるのは嬉しい限り♪
3階
3階にも、ややコンパクトなフードプラザや、売店があります。
4階
4階両サイドには、座って食事ができる食堂があります。
4階は指定席エリアですが、指定席を取っていない方でも利用できるようになっています。
1コーナー寄りの西テラスには、洋食メニューが充実している「ミュンヘン」。
4コーナー寄りの東テラスには、ガッツリ食べたい方向きの「とんかついなば和幸」があります。
※訪問日は4階指定席エリアに入場していませんので割愛します。
5階Cシート指定席
入ってすぐの角に、「アスコット」という売店があります。
カレーや丼、コロッケやコーヒー、ビールなどが揃っていますよ。
使うのは5階Cシートの方だけなので、座席は少なめになっていますね。
僕は、レース場に行くとなぜか食べたくなるフランクフルトをいただきました。
帰りに立ち寄りたい店・土産
競馬場の帰りは、阪急に乗って梅田まで戻る方が多いかと思います。
が、このブログを見たあなたは、仁川駅から逆方向に行ってみてください。
下車駅は、仁川から3駅目の宝塚南口。
歩いて2分かからないくらいの場所に、「ルマン」というサンドウィッチの店があります。
いろ~んなメニューがありますが、
王道は「エッグサンド」。
どう掴んでも、指先に玉子が付いてしまうくらい、惜しみなく使われている玉子!
お手拭き必須!(ちゃんと付いています)
タカラジェンヌへの差し入れになっているのも頷けます。
辛子の有無を聞かれるので、お好みでどうぞ(僕は辛子抜き)。
宝塚南口駅から宝塚駅は1kmあるかないかの距離なので、そのまま宝塚駅まで歩きましょう。
宝塚駅手前に、宝塚名物炭酸煎餅「黄金家」があるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
お目当ては「炭酸煎餅」。
上の写真は18枚入りの「丸缶(小)」ですが、詰め合わせや箱入り、小口売りもありますので店頭でご確認を。
うす~く、かつほんのり甘いせんべい。お茶にもブラックコーヒーにも紅茶にも合いますよ!
【ふるさと納税】宝塚名産 炭酸・クリーム炭酸せんべい詰合せ
ルマンのエッグサンドと、黄金家の炭酸煎餅を買って宝塚駅へ。
宝塚駅からは、阪急で急行で梅田へ、またJRで大阪・新大阪へ出られます(写真は阪急宝塚駅)。
帰りの新幹線で食べてもよし。自宅に持ち帰って土産にしてもよしの2品でした!
旅先のいいものセレクトショップ、JTBショッピングまとめ
大阪梅田からも、伊丹空港からも近いので、旅打ちにも行きやすい競馬場。
所在地は兵庫県ですが、すぐに大阪に出られるので、アフター競馬の選択肢も多いですよ。
盛り上がるGⅠの日もいいですが、のんびり楽しむならノー重賞の日もオススメ!
初心者を連れていくなら、むしろ空いている日の方がいいでしょう。
桜の季節がもっとも阪神にふさわしい印象ですが、そうでない時期でももちろんOK!
開催日程を確認し、ぜひ阪急に乗って阪神へ!
(追伸)
この日は、3歳の重賞とリステッド競走のワイド配当金が5%アップのキャンペーンが行われていました。
「すみれステークス」がリステッド競走だったので、「お得なワイドはないか?」と考えたところ…、
「最低人気の⑤サトノクロークは、十分狙える!」と確信!
ワイドでも十分なオッズだったので、喜んで2点購入。
が、結果は…。ある意味天才…(苦笑)。
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