中京競馬場(愛知県豊明市)

※JRAのHP(中京競馬場)は“こちら”。
記事内容は訪問時のものです。最新情報はHPでご確認を!

JRAの競馬場訪問は、いつぶりだろう?…と思いだそうとしましたが、なかなか思い出せない。

恐らく、2015年11月の京都(デイリー杯2歳S)以来かな…。だとしたら、約7年ぶり。

中京訪問にいたっては、改修前以来だから、12~13年ぶりかもしれません。

非開催日には、中京競馬場の乗馬センターへ何度か行ったことがありましたが、それも何年前だったか…。

いずれにせよ、改修後では初の訪問。僕の記憶とどれだけ違った競馬場になっているのか、楽しみにしながら行きました!

アクセス

名鉄の中京競馬場前駅で下車。開催日は急行が臨時停車します。
(以前は特急も臨時停車していましたが、この記事アップ時点では停車しなくなりました。実際に行くときは、駅の放送などでご確認ください)

駅1

改札を出たところに、地方競馬である名古屋競馬の看板が。

名古屋競馬告知

今の名古屋競馬場は弥富に移転しましたが、ロゴや写真は以前の土古のままですね。
かつては、地方競馬の中京開催もありましたが、もう長らく休止中。愛知県競馬組合が何らかの英断(?)を下せば、地方の中京開催がないわけではないでしょうが…、まぁないでしょう。

駅に着いたら、半分以上の乗客が降りるので、競馬場まで迷うことはありません。

HPには「徒歩約10分」と書かれていますが、体感はそれ以上。微妙に距離はあり、しかも行きはやや上り坂。思っている以上に足が削られます。

歩道の先には、2列のエスカレーターと階段が。
僕が行ったときには、入場券・指定席事前予約済の客と、そうでない客が左右に振り分けられました。僕は指定席を予約していたので左へ。

往路エレベーター

係員の指示に従ってエスカレーターを上り、しばらく歩道を進むと、ようやく入場門にたどり着きます。多分、整列の待ち時間を省いても、徒歩10分以上はかかっています。

2つのスタンド(ツインハット・ペガサス)、1~3階(一部4階)

下の写真のように見れば分かりますが、中京競馬場にはガラス張りスタンドと、そうでないスタンド、2つのスタンドがあります。

スタンド全景

ガラス張りが「ツインハット」、そうでない方が「ペガサス」と呼ばれています(新しいのはペガサスの方)。

どちらのスタンドも、1~3階がスマートシートエリアになっています。

超久々にJRA競馬場に行った僕は、初めて見るスマートシート。本来は自由席ですが、コロナ禍の対策として中京では全席指定になっています。

指定席だと料金がかかるというデメリットはありますが、座席の取り合いを防げるのは大きなメリット。コロナが過ぎ去れば、元の自由席に戻ると思われますが、一部指定席として残しておくのもメリットがあるような気がします。

ツインハットの2~4階は、吹き抜けになっている「メディアホール」。大型モニターを見ながら快適な椅子でくつろげるので、「生でレースを見なくていいよ」という方にはいいでしょう。

1階ペガサスの一番奥(フードコートのさらに奥)には、ターフィー神社が。

「はずれ馬券を供養すれば、的中率がアップするかも!?」と書かれていますが、はずれ馬券は全部持ち帰ってしまいました…。

神社の横には、サイレンススズカが。いや、いくらクリスマス前だからといって、サンタの帽子はいらんでしょ…。

サイレンススズカ

A・B指定席

A指定は、ガラス張りのツインハット4~5階にあります。

全席2人掛けで、モニターとコンセント付き。訪問日(重賞なしの日曜日)は1席2000円でした。

一方B指定は、吹きっさらしのペガサス4階。

同じく2人掛けで、テーブルとコンセントがありますが、モニターは付いていません。訪問日(重賞なしの日曜日)は1席1500円でした。

僕が取ったのはB指定。訪問日は強烈な風が吹いていたので、まぁ寒かったこと! 陽が当たっているうちはまだよかったのですが、日陰になったら体が冷えてきて…。中京の本場開催は、真夏や真冬が多いので、取れるものならA指定の方がいいなと思いました。

ただB指定はガラス張りではないので、臨場感はあります。
「暑さ寒さより、臨場感だぜ! でも、テーブル席は確保したい」という方はB指定ですね。

4階ではロッカーを使いました。
このロッカーは、4ケタの暗証番号をセットして施錠するタイプ。

ダイヤルロッカー

手順通り、暗証番号をセットして閉じたまではよかったんです。が、途中で荷物の一部を取り出し再び閉めたとき、適当に閉めてしまって暗証番号が分からなくなってしまい…。
係の方に声をかけて、空けていただきました(その際、「中身は何ですか?」など、本人でしか知りえない質問が当然のごとくあります)。
みなさんは、僕のようなドジをしないように気をつけてください。

※その他の指定席は、HPでご確認ください(こちら)。

入場門~スタンドの外

入場門から通路を進み、左に見えるのが木馬園。

遊具があるので、親子で楽しめるのはもちろん、馬券で熱くなった大人の頭を冷やす休憩所としても使えそうです(現に僕が行ったとき、そのような大人が1人いました)。

ミニチュアホースもいるようですが…、

僕が行ったときにはいませんでした。残念。

スタンドを通り越して、馬場方向へ。ゴール前からウィナーズサークルの眺め。

そこから4コーナー方向へさらに進むと、直線半ばで突然名鉄が姿を現します!

僕は、名鉄沿線出身ではありませんが、この車両には多分乗ったことがあると思います(名鉄7000系パノラマカー。コロナ禍のため、中にはいることはできませんでした)。
中京競馬場では、毎年「名鉄杯」という特別競走が組まれて、そのファンファーレも名物のようになっていますね。

さらに奥は広場になっています。
暖かい日なら、ゴロっと横になりたいですね(僕が行った日は、冷たい強風が吹いていたので、とてもそんな気分にはなれませんでした)。

ちょうどこの辺りが、ダート1800メートルのスタート地点前。
熱心なお客さんが、アサイチからカメラを構えていました(僕のコンパクトカメラとは、全然違うカメラです)。

名鉄とスタンドの間には、「高松宮記念メモリアルガーデン」が。GⅠに格上げされてからの高松宮記念優勝馬レリーフが飾られています。
僕が競馬を見始めたころは、「高松宮杯」の名称で2000メートルGⅡ。有馬記念3年連続3着のナイスネイチャが制したときは盛り上がりましたよ。

馬券でお世話になったのは、GⅠ格上げ初戦を勝ったフラワーパークですね(^^)

高松宮記念メモリアルガーデン4

地下道~馬場内遊園地

ここは、ファミリー用のエリア。ですが、内側から競馬観戦もできるので、親子連れでなくても楽しめます。

中でも楽しかったのは地下道。最初にあったのは、ビギナー向けのパネル。初心者と一緒に行ったときは、これを見ながら説明できますよ。

そこから、動物のトリックアートが何点か描かれていました。このアートと一緒に写真を撮るお子さんの姿が見られましたよ。

ここでは、そのうちの一部だけをアップ。他は現地で楽しんでください。

馬場内へ出ると、目の前に可動式障害が(この日は障害レースなし)。その向こうに、スタンドが見えます。

可動式障害

寒い日でしたが、子供たちには関係なし! あちこちから「キャッキャ!キャッキャ!」という声が。僕も大昔はこれだけ元気だったのかなぁ?(苦笑)

馬券はキャッシュレス投票(UMACA)なら可能です。

馬場内投票

パドック

冷暖房完備エリアからでも、外からでもよく見ることができます。

ちなみにパドックの周りは、ぐるっと1周することができます。
だから、電光掲示板の裏側にも回れますよ(回ったところで何を得られるわけでもありませんが…)。

かちうまビュー

ペガサス1階に、「かちうまビュー」へ通じる地下道入口があります。

ガラス窓越しに、馬や騎手、またそこで働く方々の様子を見ることができます。ウィナーズサークルもいいですが、こっちの方が、ジョッキーの素の表情が見られるので僕は好きです。

また職業柄、カメラマンや記者さんにも目がいきますね。僕が行ったのはノー重賞デーでしたが、GⅠだったらレースを見ずに、ここに張り付いている方もいらっしゃることでしょう。

食事・売店

JRA競馬場ではどこへ行っても「食うものがない」ということはないでしょう(ただ、「こんなに並ぶのかよ…」というくらい並んでいる店と時間帯はありますが)。

「吉野家」「銀だこ」「ココ壱番屋」など、おなじみの店がある中、

僕は1階ペガサスにある、きしめんの「一八」さんへ。名古屋らしいメニューということで、きしめんをチョイスしたのもありますが、それよりゴールドの看板に惹かれました(笑)。さっそくカレーきしめんを注文。

レース場で、これで500円なら大満足! つゆは全部飲み干し、寒い体がいっぺんに温まりました。

ただ、もう少し何か食べたくなったので、売店で「究極のかれいぱん」を購入。

なが~いのが特徴のカレーパン。
基本、レース場でこの手のものに、味はそこまで期待していない僕でしたが、これは美味かった! 次行けばリピートしそうです。
(というわけで、きしめんとパン、ダブルでカレーをいただきました)

お土産

競馬グッズなら、場内の「ターフィーショップ」。場所は2階スタンド1コーナー寄りの一番端です。

ターフィーショップ

その他、名古屋土産ならいろんなものがあるので、ぜひ「名古屋競馬」のブログもご覧ください(こちら)。

ここでは、2022年12月1日にオープンした「名鉄商店」をご紹介。

名鉄商店1

場所は、名鉄百貨店本店メンズ館1階…というより、ナナちゃんの近くと書いた方が分かりやすいでしょう。

ナナちゃん

土産と言っても、他の店では手に入らないものしか扱っていません。というのも、愛知・岐阜の事業者と名鉄がコラボした、完全オリジナル商品だけしか扱っていないので。

名鉄商店2

各商品の在庫数が少ない…ように見えますが、あえて展示会のように見せているだけ。購入するときにはカードをレジに持って行きます。

その中から、「中京競馬場から名鉄に乗って帰ってきたなら、これしかないでしょう!」という品をご紹介。
名鉄特急パノラマカーをモチーフにしたバウムクーヘン「PANORAMA BAUM」。

食べ終わったら、そのまま部屋に飾りたくなりませんか? 電車好きのお子さんがいれば、喜ぶこと間違いなし! ぜひ立ち寄ってみてください。

「旅」をテーマにした通販サイト JTBショッピング

まとめ

超久々に行った中京競馬場。僕の記憶にあった競馬場とは比較にならないくらいきれいでした。

ただ、広さという点ではどうなんでしょう? 今はコロナ禍で入場も制限されていますが、制限なしのGⅠだったら、かなりの混雑する投票所のような気がしました。

投票所

快適さを優先するなら、指定席ネット予約で当選するのは必須かもしれません。

がっかりしたのはホットコーヒー。写真は撮りませんでしたが、無料給茶機と同じサイズの紙コップで270円(売店によっては300円)は高すぎる…。

と、少し苦言も呈しましたが、JRAはやっぱり客層が違いますね。
「勝つか負けるかの勝負!」ではなく、デートやレジャーとして楽しんでいる方が多く、それに応える作りになっていると思います。現に、僕もまた行きたいと思いましたし。
でもそのときは、水筒にホットコーヒーを入れて持って行こうと思います(笑)。

帰り


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じゅん
ブログ運営者の立野純(たてのじゅん)です。 30歳のとき、弥彦競輪場で実況デビュー。以降競輪15場、ボートレース3場、オートレース1場の実況をしてきました(現在のレギュラー場は、四日市・松阪の競輪2場)。 サラリーマン時代から公営競技ファンで、ネットより断然現場党。これまでJRA10場、地方競馬21場、競輪50場、ボートレース20場、オートレース6場を、仕事ではなくファンとして巡ってきました(廃止場を含む)。 ただ、行きまくっていたときは、写真や記録を全く残しておらず…。まだ足を運んでいないレース場を含め、今度は記録に残しておこうと思い、ブログを開設しました。 これから旅打ちへ行く方のご参考にもなれば、大変うれしく思います。全場揃うまでに、何年かかるかわかりませんので、気長にお付き合いください。