名古屋競馬場(愛知県弥富市)

※名古屋競馬場HPは“こちら”。本文内容は訪問時のものです。最新の情報はHPでご確認を!

1949年、名古屋市港区で開場した名古屋競馬場。
土古(どんこ)競馬として長く愛されてきましたが、2022年3月11日をもって73年間の歴史に一区切り。

弥富トレーニングセンターを競馬場として改修し、2022年4月8日に、新競馬場として新たな船出を迎えました。

クリアファイル

僕自身、旧競馬場には何度か足を運びましたが、新競馬場は今回が初めて。

なので、旅打ち初参戦のようなワクワク感で、競馬場入りしました。

アクセス

マイカーでお出かけの方は、伊勢湾岸自動車道の湾岸弥富IC(または、弥富木曽岬IC)を出て、ナビ通りに行けばすぐなので、迷うことはないと思います。

が、公共交通機関を使って行くには、実に不便な場所💦

無料バスは、名古屋駅、近鉄蟹江駅、サンアール名古屋の3か所から出ていますが、鉄道を使っての旅打ちなら、名古屋駅、近鉄蟹江駅の2択。

今回は、メジャーな名古屋駅からのルートで。

乗り場は、名鉄バスセンター4階21番乗り場。名鉄百貨店前の「ナナちゃん人形」の横が、名鉄バスセンターの入り口。

名鉄バスセンター

エスカレーターで4階まで上がり、一番奥が21番乗り場です。

バス乗り場

個人的には、近鉄蟹江駅からの無料バスもオススメ。
近鉄名古屋駅から急行か準急で1駅(8分)で行けて、なおかつ名古屋発より空いています。
改札を出てすぐの場所からバスが発車するので、バス乗り場で迷うことはありません。

今回、名古屋競馬場からの帰りは、近鉄蟹江行きの無料バスを利用しました。

名古屋競馬場発無料バス

ちなみに、公共交通機関での最寄りバス停は、「きんちゃんバス」の「名古屋競馬場」。
近鉄弥富駅から出ているバスですが、いかんせん本数が少なすぎて…。

近鉄弥富駅

こちら”で「南部ルート」の時刻表を確認し、時間が合うようなら使ってみてください(日曜・祝日・12/29~1/3は運休)。

なお「30分くらいなら軽々歩けるよ」という方は、近鉄蟹江駅からの飛島バスに乗り、「新政西(しんまさにし)」で下車する手も。1時間に1~2本くらい出ています。

新政西

僕は以前、スマホのナビ片手に歩きました。いい運動になることは保証します(笑)。

外向馬券売場(旧サンアール弥富)

入場門近くに無料バスは停車しますが、せっかくなので、入場門とは逆方向にある外向馬券売場へも寄ってみませんか?

この奥にはコンビニがあり、専門紙も売っています。
場内売店でも売っていますが、外向馬券売場近くのコンビニでは、キャッシュレス決済で買うことができます(場内売店は現金のみ)。

コンビニ

専門紙は『エース』と『東海』の2紙。
『東海』をPayPayで買ったら、PayPayジャンボで 3等が当たりました(笑)。

スタンド内(1階)

入場は無料。コインゲートのようなものはありません。

入場門

入場してすぐ左がパドック、正面に行けばスタンド入口、右に広場・キッチンカー。
ここではスタンド内を取り上げます。

スタンド入ってすぐに売店があり、アルコールも売っています。

場内売店

さきほど書いたとおり、専門紙も売っていますが、ここでは現金販売のみ。

名古屋競馬オリジナルグッズも少し売っています。
その中で、僕の目に留まったのが、5色あるカードホルダー付きネックストラップ(500円)。

僕は緑を買いました。今後、普段の仕事でも使おうと思います(笑)。

買ったストラップ

投票所へ行く前に、ここでちょっと回れ右して見上げてみましょう。

ありがとうどんこ

「ありがとう どんこけいば」という、セピア色の大きな写真が掲げられています。

1階投票所エリアは、「コ」の字のようになっていて、現金での発売機(現金発払機を含む)の他、キャッシュレス投票機もあります。

現金発売機
(現金発売機)

なお、キャッシュレス投票で買った馬券(投票明細)には、馬名と騎手名が印字されません。

キャッシュレス控え

印字馬券を手にしたい方は、現金発売機を利用してください。

現金馬券
(この日、2着馬の単勝を5頭買いました。苦笑)

「コ」の字の先端部分には喫煙室が、その手前にはコインロッカーがあります。

僕は、少しだけ荷物があったので、100円のロッカーを利用。
てっきり100円が戻ってくるタイプのロッカーかと思いきや…、
返ってきませんでした(苦笑)。公営競技場なら、手荷物預かりは無料にしてほしかった…。

有料席(2階)

エレベーター、または階段で2階へ。

僕は、出たり入ったりする派なので、何度もこの階段を上り下り。
これだけ上り下りしたのは、小学校の踏み台昇降運動以来かも(笑)。

有料席エリアは、全てキャッシュレス投票。

キャッシュレス投票機
(キャッシュレス投票機)

そのキャッシュレス投票と、優良席エリアへの入場には専用カード(金シャチプレミアムカード)が必要なので、初めての方は必ずカードを作ることになります。

カード

入会無料ですが、身分証明書が必要になるので、運転免許証やマイナンバーカードなど、公的機関発行の身分証を必ず持って行ってください。

有料席の種類、料金は“こちら”をご覧ください。

スタンダードシートだけは自由席でテーブルなし、その他は指定席でテーブルやモニターがあります。また、有料席エリアはフリードリンクとなっています。

フリードリンク

有料席は全て、ネット予約できます(こちら)。
指定席は、予め予約していくことをオススメします(決済は現地現金)。

僕は、ネット予約してエクセレントシート(1,600円)を確保。

指定席

テーブル、モニター、コンセント付きのシングル席。壁もあるので、隣の人がいても気になりません。
ただ、一番前の席、日中はまぶしかった…。空席があれば、上段の方がオススメです。

パドック

入場門入ってすぐ左がパドック。
入場者数が多いグレードレースでは、いいポジションの確保が難しいかもしれませんが、そんな特別な日を除けば、見やすいポジションからしっかり馬体をチェックできます。

僕が行った日は、入場千人を少し超えた日でしたが、ストレスなく見ることができました。
パドック電光掲示板近くは、比較的空いていました(写真下)。

パドック4

下の写真は、2階からの眺め(有料席を取っていなくても、パドックは見られます)。
見晴らしはいいのですが…、

パドック5

2列でバーが置かれていて、その後ろからしか見られないので、手前の馬がとても見にくいのがデメリット。

パドック6

かなり身を乗り出したら見えるのですが、無理な姿勢になるので、馬体チェックに集中できないかも。しっかり見たければ、下から見るのがベストです。

本馬場・一般席

では、馬場へ!

1階投票所からガラス越しに、パドックから本馬場に向かう馬と騎手の姿を見ることができます。

「ホースビューコリドー」の設置は地方競馬初めて! かぶりつきで見る子供の姿も見られました。

屋外一般席は312席。それほど多くはありませんが、出走表などで席を占拠するような、マナーの悪い客は(僕が行った入場約千人の日は)いなかったので、座りたい人はどこかしら座れる感じでした。

ここはゴール前の眺め。

ゴール前

本馬場入場や、検量所前の様子もよく見えます。

僕が行った日は、戸部尚実騎手の引退セレモニーが行われました(もうちょっと、お客さんから近い位置でやってほしかった…)。

立ち見エリアの最も4コーナー寄りは、残り百数十メートル付近(それより4コーナー寄りには行けません)。

直線

この辺りに、喫煙所や広場があります。天気がよく、過ごしやすい気候の季節の昼間は、芝生に横になれば気持ちいいことでしょう。

食事

さきほどの芝生エリアの後ろ(入場門入って右前方)が広場になっていて、僕が行った日はキッチンカーが5台停まっていました。

キッチンカー

佐世保バーガーやカレー、焼きそばなどがありましたが、その中で僕は迷わず「ホルモンうどん」をチョイス!

ホルモンと麺、野菜に、味噌が絡みに絡んでめちゃうまっ!最後、少し味噌が残ったので、白ご飯を混ぜて食べたかった…。

ちなみに、キッチンカー停車エリアには、ヤギの小屋が。

2頭いて、どちらが「チップ」でどちらが「ポテト」なのかは分かりませんでしたが、手前のヤギは人懐こくて、僕のシャツをくわえてきました(笑)。

2階にはレストラン「めしやん 金シャチ店」があります。今回はお腹が空かなかったので、写真でメニューのみ貼っておきます(テイクアウトOK)。

お土産

名古屋土産は、ググったら正直いろいろ出てきます。

メジャーどころでは「ゆかり」「小倉トーストラングドシャ」「カエルまんじゅう」「名古屋ふらんす」などなど…。いっぱいありすぎるので、検索してお気に入りの品を選んでください。

僕からは、「コンパル」をご紹介(HPは“こちら”)。

コンパル1

コンパルは、名古屋市を中心に9店舗展開している喫茶店。
中でも人気は「エビフライサンド」(1,050円)。しっかり持って食べないと、端っこのエビフライがこぼれ落ちてしまいますよ(笑)。

コンパル1

テイクアウトもあるので、帰りの新幹線や、泊まりのホテルで食べるのもいいでしょう。

コンパル3

名古屋の地下街には2店舗あります(僕がよく行くのは、名鉄百貨店出入口近くにある「サンロード店」)。ぜひ味わってください!

「旅」をテーマにした通販サイト JTBショッピング

まとめ

日本で最も新しい公営競技場ということで、当然施設がきれいで快適です。

コンパクトな設計になっているので、多くの来場者が予想される日は、場内がかなり混雑するはず。のんびり旅打ち気分に浸りたい方は、大レースや祝日を避けた方が無難です(新競馬場オープン時は、車や無料バスが駐車場から出るだけでも、かなりの時間がかかったそうです)。

公共交通機関でのアクセスが極端に悪いので、事前の時刻チェックは絶対怠らずに!

夕暮れ
(夕暮れ時の名古屋競馬場は美しい!)


ABOUT US
アバター画像
じゅん
ブログ運営者の立野純(たてのじゅん)です。 30歳のとき、弥彦競輪場で実況デビュー。以降競輪15場、ボートレース3場、オートレース1場の実況をしてきました(現在のレギュラー場は、四日市・松阪の競輪2場)。 サラリーマン時代から公営競技ファンで、ネットより断然現場党。これまでJRA10場、地方競馬21場、競輪50場、ボートレース20場、オートレース6場を、仕事ではなくファンとして巡ってきました(廃止場を含む)。 ただ、行きまくっていたときは、写真や記録を全く残しておらず…。まだ足を運んでいないレース場を含め、今度は記録に残しておこうと思い、ブログを開設しました。 これから旅打ちへ行く方のご参考にもなれば、大変うれしく思います。全場揃うまでに、何年かかるかわかりませんので、気長にお付き合いください。