※帯広競馬場のHPは“こちら”。本文内容は訪問時のものです。最新の情報はHPでご確認を!
帯広訪問は、今回で3回目。前回行ったのは2015年なので、8年ぶりの帯広。
本当は、毎年でも行きたい!
ばん馬の迫力は、映像では伝わらない!
全公営競技の中で、生観戦したいと最も思わせてくれるのがばんえい競馬です。
馬券の自信はまったくありません(苦笑)。今回は「勝つ!」よりも楽しむことに重点を置き、帯広へ向かいました。
(とは言え、やっぱり勝ちたい!)
もくじ
アクセス
鉄道利用なら、JR帯広駅へ。
僕は、前日札幌滞在で、札幌から高速バスを使いました。
札幌~帯広は、本数はJRよりバスの方が多く、料金も格安。時間はわずかにJRの方が早い程度で、そこまで差はありません(僕は鉄道好きなので、本音はJRに乗りたかったけど、バスの安さの魅力に軍配が上がりました)。
帯広駅からは、バスターミナル12番乗り場へ向かって競馬場へ。本数は決して多くないので、予め時刻を確認しておく方がいいでしょう(十勝バスHP)。
十勝バスは、交通系ICカード場使えないものの、PayPayや楽天PayなどのQRコード決済ができます。車内のいたる場所でQRコード読み取りができるので、整理券番号で運賃を確認し、下車時に運転手にスマホを見せながら決済をしてください。
(上の決済画面スクショは競馬場行ではなく、別路線で使ったものです)
ちなみに僕は駅を出た後、六花亭に寄って、歩いて競馬場まで行きました。駅から競馬場までだいたい3kmほどなので、ブラブラ歩けば着きますよ。
下の写真は、帯広駅行きのバス停。
ご覧のとおり、ナイターで最終まで、いや、最終1つ前まで観戦したら、帰りのバスはありません。
帰りは少し待ったらタクシーが来たので、駅前ホテルまでタクシーで帰りました(1,090円でした)。
なお、とかち帯広空港からは、競馬場前まで直接行けるバスが出ています(空港→競馬場は約50分)。
※訪問時は、無料バスについて「当面の間、中止させていただきます」とHPに書かれていました。ひょっとしたら、いずれ復活するかもしれませんので、その点もHPで確認してください。
バス停~とかちむら~入場ゲート
バスを降りたら入場門…、ではなく、競馬場に併設されている「とかちむら」を通ります。
「とかちむら産直市場」では、地元で採れた野菜や土産などが売られています。
新鮮なだけじゃなく、安い! 旅行じゃなかったら、ごっそり買って帰りたいくらい。
「馬の資料館」は入館無料。
十勝の発展は、農耕馬抜きでは語れない。その資料が多数展示。
競馬のコーナーもありますよ。
カフェやパン屋もあり(塩バターパン、買って正解!)、
入場ゲート近くには、豚丼の店「きくちや」が。ここでランチをいただきました。
注文したのは「温玉ぶた丼」。
山椒を少しかけ、タレを追加し、馬券勝負の前に美味しくいただきました♪
その隣にある「十勝輓馬神社」で必勝祈願し、
(「うまみくじ」がありますが、僕はひきませんでした)
いよいよ入場ゲートへと向かいます。
訪問日は入場無料でした。ただHPには「高校生以上の方は入場料が100円かかります。感染拡大防止対策により、混雑解消のため当面の間無料と致します」と書かれていますので、有料に戻る可能性もあります。
1階スタンド
入場口から入って
すぐ右手が、インフォメーション兼グッズショップ(リッキーハウス)。
その先に、写真撮影スポットがあり、
またすぐにグッズショップ(Shopばんえい)があります。
こちらのグッズショップで専門紙を販売しています(僕は競馬ブック派)。
すぐ先に売店が2店並んでいますが、ここは【食事・売店】の項目で。
スタンド中央にあるのが「ビギナーコーナー」。
この写真を撮ったのは、9レース発売中の18:45。ビギナーコーナーの営業は終了していましたが、明るい時間帯は次から次にお客さんが来ていました。
世界に1か所しかないばんえい競馬で、観光スポットにもなっていますから、平地競馬も見たことがない方や、外国人のお客さんも多数来られているのでしょう。3人のスタッフの方が、休みなくお客さんに対応されていました。これまで見てきた公営競技場のガイダンスコーナーの中で、間違いなく稼働率ナンバーワン!
その先は投票所。
投票所では、こんなものを発見!
これで、外国人観光客の方へのマークシート案内も万全!語学の勉強にもなるかも(笑)。
突き当たりを左折してUターンしたところ。
昔は投票所でしたが、今は閉鎖され、僕が行ったときには、ばんえいグランプリに関するパネルが展示されていました。
ここから外に出ると「ふれあい動物園」があります(後ほどご紹介します)。
1階スタンドには、春夏秋冬のばん馬の壁画が描かれています。こんな絵が描ける才能がうらやましい…。
1階の数か所にコインロッカーがあります。大型ロッカーもありますが、全て有料…。荷物は最低限にしておきましょう!
2階スタンド
入場口すぐにある階段で2階へ。
馬場側には、椅子が多数並べられています(投票所は閉鎖)。
この裏手の投票所も閉鎖されていますが、モニターは充実。
スタンドの隅には「食堂のお客様専用テーブル」がありましたが…、
食堂はすでに閉鎖っぽかったです。
スタンド中央は、気持ち大きめのモニターを備えたエリアになっています。
その先、馬場側は帯広本場の投票所。
裏手では昼間、JRAの馬券が売られていました。
もちろん、JRA終了後は、ひっそりとしたスペースになっていました。
が、帯広本場のオッズなどはしっかり放映されているので、空いている椅子に腰掛けての馬券検討や居眠りにはちょうどいい空間になっています。
プレミアムラウンジ(予約制3階有料席)
3階に、有料のプレミアムラウンジがありますが、前日までの予約制になっています。
予約方法については、必ずHPでご確認ください。
プレミアムラウンジはスタンド3階。
2階まではエレベーターがあるのですが…、
3階へは自力で行く一択!(笑)
入口で料金(500円×人数分)を払うと、席札を渡されます(席札は帰るときに返却)。
その席札を渡してくれたスタッフの方には、
「出入りするとき、見せなくてもいいですよ」
と言われました。ということは、中のお客さんを全員覚えているということでしょうね(僕が行った日のプレミアムラウンジ利用客は、10人をチョイ超えている程度でした。が、満席になる日もあります)。
缶のドリンクが、1本無料で付いてきます(2本目以後は有料)。
プレミアムラウンジ利用に際して、気をつける点が2つあります。
1点目は、アルコールの持ち込みが禁じられてらいること。外で買っての持ち込みも、場内購入品の持ち込みもできません。
ですので、仲間と飲みながらワイワイ…という方には不向きです。
もう1点は、座席の指定ができないということ。ですので、どこの席になるかは、当日行ってのお楽しみ(?)です。
壁際は、4人掛けのソファー席。
窓側は、レースが見えるカウンター席です(僕はカウンター席でした)。
プレミアムラウンジはコンセント付き(個人的には、これが嬉しい)。スマホ充電機もありますよ(ちなみに1階スタンドにもあります)。
プレミアムラウンジ内の投票所。
ナイターになると、レース中は室内照明が落とされ、
ゴールしたらまた明るくなる…という演出(?)があります。
プレミアムラウンジは、室内から外に出て観戦が可能。2人掛けのテーブルが3卓ありました。
外からなら、よりレース全体が見やすく、かつレース中の音もよく聞こえるので、臨場感がありました。
500円でこのクオリティーなら、大満足です!
パドック~本馬場入場
パドックは馬場側、ゴール過ぎにあります。
他の地方競馬場と違い、楕円の形は描かれておらず、長方形の広場のようになっているだけ。
馬名やオッズを表示する掲示板もありません。
僕個人的には、オッズ表示がないのはありがたいこと。
馬を見るときに、オッズという先入観はない方がいいですからね。
1000kg前後のばん馬が歩くだけで「ザクッ、ザクッ」という重みのある音が響きます。
パドックを出ると、スタンド前のコースを歩いて本馬場入場。
サラブレッドのような返し馬はないので、馬と一緒にスタート地点近くまで歩いているお客さんもいらっしゃいます(僕も2~3レース歩きました。笑)。
ただしこのとき、走ったり大きな声を出したりして、馬をビックリさせないように注意しましょう。馬は臆病な動物ですからね。
屋外スタンド
年月が経ったスタンドではありますが、
どこからでも見やすくなっています。
今は使われていないオッズ板が、まだ残っていました。
ばんえい独特の迫力を味わうなら、スタンドから下に降りての観戦でしょう!
右手方向でもっとも端の観戦可能な場所は、第一障害よりややスタート寄り。
第一障害(高さ1メートル)。
第一障害~第二障害の中間。
第二障害(高さ1.6メートル)。
ゴール前。
お好きなポイント…というより、馬と一緒に歩いて観戦してみてください!
ゴールすぎ、パドック横には表彰台がありましたが、訪問日は使われませんでした。
中継では放映されないシーン
この項目は、別ブログ(part2)にまとめました。
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ふれあい動物園
競馬場に入ってもっとも奥に、無料で楽しめる「ふれあい動物園」があります(17時まで)。
園内ではカットされたニンジンが100円で販売されています。もちろん馬のために。
特にこのサンビーム。足で地面をひっかきながらの、くれくれアピールが他の馬より一枚上だった(笑)。
ヤギやうさぎなどもいて、子どもたちは大はしゃぎ! 私のようなオッサンも童心に帰って楽しみました(笑)。
どうぞ早めの時間にお立ち寄りください。
食事・売店
お腹を満たせる店は1階に揃っています。
入場ゲートから入ってすぐの場所には「焼肉ハウスれんが」が。
「馬場の一部が見える場所で、ジンギスカンや十勝産の牛カルビが食べられる! よし! ここで食べよう!」
と思って店員さんがいる場所へ行ったら、「今日は予約で一杯。ビールならお売りできますが…」とのことだったので退散…。
スタンド入口の「ばかうま屋」からは、食欲をそそる煙が。
ジャンボラム串を食べたかったけど、1本900円…(馬券1,000円はすぐに買うくせに…)。
1本150円の豚串に落ち着きました(笑)。
そのまま中へ入ると、グッズショップ「Shopばんえい」の奥に2店並んでいます。
グッズショップの隣は、焼きそば・お好み焼き・たこ焼きの店。
その隣は、「Kitchinばんえい」。麺類やご飯ものが充実しています。
この中の「帯広競馬場伝統の味 元祖 カレーラーメン」に目が留まりました。
そのときはまだお腹が空いていなかったので、後で食べようと思って18時台後半に行ったら、もう閉まっていました(苦笑)。気になった方は、早めに食べておきましょう。
また、食事に関しては、入場ゲート外の「とかちむら」も充実しています。【バス停~とかちむら~入場ゲート】の項目もご覧ください。
ばんえい牧場十勝
とかち帯広空港近くにある「ばんえい牧場十勝」。ばん馬の繁殖育成を行っています。
別ブログに書きましたので、どうぞご覧ください。
豚丼
帯広と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは「ばんえい競馬」ですがいえば、次に出てくるのは「豚丼」。
「帯広 豚丼」で検索すると、サジェストキーワードにもいろんな店が出てきます。
上位表示されるのは「ぱんちょう」「とん田」などですが、営業終了が18時や19時で、僕は行けない時間でした。
駅近くで、19時ごろチェックインしてからでも食べられる店を…と探して見つけたのは、「ぶた八」。
肉の厚みやごはんの量によって、「一郎」~「四郎」というメニューがあり、
僕は、厚肉でご飯多めの「一郎」をオーダー。大きさが分かるように、左手を添えてみました。
ん~、なんでこんなに柔らかいんでしょ…♪
ご飯にもタレがよく染み込んでいます。
僕が泊まったホテルには、スタッフおススメの豚丼として、数店舗が掲載されたチラシが置かれていて、「ぶた八」もしっかり書かれていました。
他にも多くの店があり、店によって味も違うと思うので、ググってここだと思った店に行ってみてください。
価格:2,980円 |
まとめ
かつては旭川・岩見沢・北見の各競馬場でも開催されていたばんえい競馬。2007年度以降は帯広単独開催になりました。
ばんえい競馬そのものの廃止の話も挙がり、帯広単独となっても苦しい状況が続きましたが、ここ数年はインターネット投票によって売り上げは好調です。
とは言え、楽観視できる状況ではありません。賞金も決して高額と言えるレベルではないですし、ばん馬生産農家の運営も厳しいと報道されています。
競馬である以上、ギャンブルではありますが、文化的要素も強いばんえい競馬。
まだ現地で観戦したことがない方には、ぜひ一度行っていただきたい!
このブログでは有料席もご紹介しましたが、正直、有料席には入らなくていいです。それより、パドックや本馬場入場、レースで、ばん馬を目の前で見てください。それを味わったら、来年も、再来年も足を運びたくなることでしょう。
個人的な要望としては、とかち帯広空港への定期運航便を、東京発だけでなく、大阪・名古屋発も出してもらうことだけど…(僕は今回、名古屋行きで帰りましたが、それは8月のみ週4日だけ飛ぶ季節運航です)。
もしくは季節運航でもいいので、初夏から秋ごろまで毎日運航で✈
難しいのかな…?
最後に、帯広ナイター競馬当日の午前中に行った「グリーンパーク」をご紹介。
ここには、かつてギネスブックにも乗っていた、長~~~いベンチがあります。
その長さは400m!
よかったら見に行ってみてください!
(この付近から帯広駅に戻るとき、楽天Pay払いで十勝バスを利用しました。【アクセス】の項目に乗せたスクショです)
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