※園田・姫路競馬場HPは“こちら”。本文内容は訪問時のものです。最新情報はHPでご確認を!
元々関西在住だった僕にとっては、地方競馬といえば園田でした。
ただ、開催が基本平日なので、そうそう行けず…。一度「京都や阪神がないシーズンは土日開催してくれ」と要望したことがありました。まぁ、何もよく分かっていない、若かりしころの話です(苦笑)。
祝日や正月開催を中心に、これまで行ったのは十数回。しかし、十数年は本場参戦から遠ざかっていました。前回行ったのは、ナイターが始まるはるか前ですから。
僕の記憶とどのくらい変わったのか?…と期待しながら、阪急梅田方面へ!
もくじ
アクセス
最寄駅は阪急電車の園田駅。多くの方は、阪急大阪梅田駅からの乗車でしょう。
阪急電車は、もちろん交通系ICカードが使えます。が、梅田ではあえて切符を購入。
今も「梅田」の「田」の中が、カタカナの「メ」のようになっています!
これは、まだ自動改札機が導入される前の話。
阪急には他にも「◯田」という駅があります。その中で、群を抜いて利用客が多いのが梅田駅。改札口に立つ駅員が、梅田からの切符を瞬時に判別できるようにしたのが、「メ」だったそうです。今は、駅員がいちいち切符を改札口でチェックすることはないので、「田」に戻してもいいのですが、そこをあえて戻さない阪急さんに拍手👏
…という理由なので、園田駅で買った切符は、もちろん普通の「田」表記です。
話が逸れましたが、梅田から普通で約10分で園田駅に到着。近い!
改札を出たらエスカレーターで下に降りて右へ。
案内通りに先へ進むと、競馬場行き無料バス乗り場があります。バスは結構出ているので、時刻表は存在しません。
5分少々で、競馬場に到着です。
無料バスは、阪神とJRの尼崎駅からも出ていますので、そちらをご利用の方はHPでご確認を(バスの本数は少ない)。
入場門~入ってすぐ
指定席は、入場門前で発売しています。場内ではありませんので、指定席は入る前に買ってください。
指定席は【こちら】でご紹介しています。
入場は100円のコインゲート。指定席購入者も、別途100円が必要です。
入ってすぐの光景。このインフォメーションは、昔から形が変わっていません。
専門紙「競馬ブック」は、入って右手辺りで売っています(550円)。
その先には、屋根付きの休憩所。
ここには売店が3店並んでいます。僕が行った日は日本中が熱中症アラート発令だったので、ビールが美味そうに見えました!(※ビールは水分補給にはなりません)
向かいにあった「前売投票所」。
今は閉鎖されていますが、モニターはあって風通しはいいので、ベンチでくつろいでいるお客さんもいました。
休憩所の隣には、「ちびっこ広場」がありますが…、
ちびっこの姿はなく、いたのはハトとカラスでした(笑)。
入ってすぐ左手がパドック。パドックは【こちら】で紹介しています。
1階スタンド
パドックが見える屋外に、発売機が多く並んでいます。屋根があるので夏場でもある程度の暑さはしのげます。
そうは言っても外は暑い(冬は寒い)ので、館内へ移動!
4コーナー近くの出入り口から入りますね。
中はさすがに快適!
途中のレースで歩いてみましたが、床にはゴミが落ちていませんでした。一昔前なら考えられなかったこと!
長~い館内投票所の、もっとも1コーナー寄りにあるのが映像ホール。
僕は開門と同時に入場しましたが、この場所があっという間に埋まっていました(写真は、お客さんがいなくなった最終レース後に撮影)。
「生でレースを観なくてもいいので、ゆっくり座って一日過ごしたい」…というお客さんが、一目散に走っていったのが映像ホールでした。
この付近には、グッズショップ「そのたんSHOP」が。
競馬グッズの他、地元の名産やお菓子も売っています。お土産にどうぞ♪
「そのたんSHOP」の反対の出入り口から抜けると、
その正面には「お座敷投票所」が。
お座敷投票所は、キャッシュレス投票「DASH-pay」の会員になれば誰でも入れます(入会は3階受付。要身分証明書)。写真は、お客さんがいなくなった最終レース後に、お座敷投票所の外から撮影しました。
その横にコインロッカーがあったのですが…、
なんと小は300円、大は400円の有料!
公営競技場なら、手荷物預かりは無料にしてほしいな…。
2階スタンド
パドック方向に出っ張った所にある売店の奥にある階段を上ったところが2階。
20メートル×40メートルくらいありそうな広~いエリア。
よ~く見ると、漢字の「馬」の字が鏡文字になっている「2階」が描かれています。
ここからだと、適度に高い位置からパドックが見えるので、お客さんもそこそこいましたよ。
では、回れ右をしてスタンドへ。
そこにあるのは、キッズコーナーと、小さな売店「しらゆり」。投票所や座席はありません。
売店からは、馬場側へ出ることができます。
3階スタンド
3階は、1コーナー側から4コーナー方向でご紹介します。
投票は誰でもできるエリアですが、まず正面に見えるのは馬主席。もちろん僕は入れません(笑)。
その先には個室が並んでいます。5名~11名用まで、全部で8部屋あります。
その先は、A指定席の入口。料金は500円。
なので、かなり人気のようですね。
ここから20メートルほど(僕の歩幅計測)、B指定席が並んでいます。料金は、A指定席と同じ500円。
その先にはレディースシートがチョロっとあり、
一般席が端まで続いています。
折りたたみ式の一般席には、ドリンクホルダーが付いています。一般席もガラス張りなので、暑さ寒さ関係なく過ごせますよ。
投票所は、A・B指定席のお客さんと共用です。
4階スタンド(指定席)
3階のA・B指定席は、投票所が一般席と共用ですが、4階は指定席専用エリア。
「レギュラー」「スーパー」「エクセル」の、3種類のシートがあります。
レギュラーは1,500円。一部シングル席がありますが、基本はペア。机はありますが、コンセントはありません。
エクセルは2,500円。見て分かるとおり、一人で広い机を使え、手元のモニターでオッズを確認することができます。
僕が取ったのは、2,000円のスーパーシート。
一部を除き、基本ペアになっていますが、横の席とは適度な間隔があるので、仮に横に知らない人が来ても、レギュラーシートよりは気にならないでしょう。座り心地もいいですよ。
コンセントもあるので、スマホのバッテリーを気にしなくていいのは嬉しい♪
スーパーシートからの眺めは、こんな感じです。
4階指定席フロアは、フリードリンク。
また、指定席購入時に500円の場内利用券をもらえたので、実質千円引きくらい。僕は場内利用券を、競馬ブック購入に充てました。
パドック
入場門から入ってすぐ左がパドック。真横から見たら、横に長いのが分かりますね。
パドックの雰囲気が分かるように、お客さんがいないときに撮影しました。
1コーナー寄りから眺めたところ。
訪問日は猛暑日。ミストが少しでも馬の負担減になっていればいいですね。
パドック直線からのアングル。
誘導馬です。
2~3階からも、パドックを見ることができます。
2階からの眺め。
3階からの眺めはこんな感じ。3階だとちょっと遠いので、パドック党には不向きでしょう。
本馬場・屋外一般席
スタンドのシートはこんな感じ。
交流重賞や年末年始開催などなら満席になるかもしれませんが、普段の開催ならどこでもゆったり観戦できます。車椅子観戦もOK。
スタンド席からの眺めです。
こちらはラチ沿い、4コーナー側の一番端。1400メートルのスタート地点は、このさらに奥にあります。
そこからのレース観戦。
大型ビジョン前。
ゴール前からの眺めです。
1コーナー側の端から検量室を見ようと試みるも…、構造上見えないんですよね…。
ウィナーズサークルは、その1コーナー側の端にあります。
ちなみに、訪問日のメインレースを制したのは、テーオーターナー号と大柿一真騎手でした。
売店・食堂
各フロアにいろんな店があるので、お腹に余裕がある方は食べ比べてもいいでしょう。
入ってすぐ目に留まるのは、パドック近くの売店。
「まぐろ専門店 一八」
マグロカレーや鉄火丼などなど、どれも安くて美味しそう。
中盤レースに来たときには、マグロカツサンドが売り切れていました。
こんな予約席がありましたよ(笑)。
その横には、なぜか傘売場が。
1本100円! お客さんの忘れ物でしょうね。突然の雨には重宝すること間違いなし!
その横には、うどんやカレー、焼きそばなどを売っている売店があります。
入場門から右手には、売店が3店並んでいます。ここは、【入場門~入ってすぐ】でご紹介したところ。
ビール、カレー、イカ焼き、麺類などが並んでいます。
パドックからさらに奥にも売店が並んでいます。
昔、園田に何度か来ていたころ、僕はここでよく食事していました。
その店とメニューは残っているのかな…、
と思って行ったら、ありました!「ホルモン定食」!
昔は「ごはんちょうだい」と言ったら、ホルモン定食が出てきました。
今回は「ごはんちょうだい」ではなく、普通に「ホルモン定食ください」とオーダー。
あれ?この皿、昔とまったく同じ!? 僕の記憶が正しければ。
給食みたいな皿に、ごはんとホルモン。そこに漬物が添えられています。
味がよく染みていて、歯応えもいい!これぞ、ギャンブルメシ!ぜひ味わってみてください。
ホルモン定食の店と同じ並び、競馬場の最も隅にあるのが「明石屋」。
「人気のタコ天はココ!」
と書かれている通り、ほとんどのお客さんがタコ天を注文するんじゃないですかね。
僕はタコとイカを注文。
注文してから作るので、揚げたてアツアツを出してくれます(写真手前がタコ)。
歯ごたえがあり、衣はカリッ!園田に来たら必ず食べましょう!絶対にビールかチューハイが欲しくなります!(が、僕はレース場内ではほとんど飲まないので、手持ちのお茶で)
ちなみに、この売店通りからスタンドに向かい、端の階段を上ったところからは、本馬場に向かう馬や、ここから騎乗するジョッキーを見ることができますよ。
2階には、【2階スタンド】でご紹介した小さな売店「しらゆり」があります。
3階は、スタンド中央に「ミュンヘン」というレストランが。
室内で座ってしっかり食べたい方は、ミュンヘンへどうぞ。
4階指定席フロアには、4コーナー側に売店が一つ。
小腹が空いたときに、6個200円のたこ焼きをいただきました。
「よかったらレンジで温めてくださいね」と言っていただいたので、遠慮なく使わせてもらいました(温めすぎには注意!)。
場外馬券売り場DASH(心斎橋・福山駅前)
兵庫県競馬の場外として、「DASH◯◯」が何か所かあります。そのうちの2か所をご紹介します。
【DASH福山駅前】
今回園田訪問の約1週間前に行ってきました。
施設の名称通り、場所は本当に福山駅前。
福山城とは反対の出口を出たら、線路沿いに右方向へ進み、1~2分で着きます。
この日は18:30発走の最終レースのみ買いましたが、見事に撃沈。
確定・払い戻しも見ずに退散。すぐに新幹線ホームへ向かい、ホームから見える福山城をチラッと見て(これも観光???)、18:41発の新幹線に乗って帰りました。
【DASH心斎橋】
園田競馬場から最も近い場所にある「DASH」。ビルの4階までが馬券売り場。有料席もあります。
最寄駅は地下鉄長堀橋駅ですが、
心斎橋、日本橋、いや難波からでもブラブラ歩いていくことができます。
ちなみに、DASH心斎橋から徒歩圏内に、競輪とオートが買える「サテライト大阪」がありますよ。
こんなに近いのだったら、一つにまとまっていたら便利なのに…(笑)。
阪急十三駅へ
多くの旅打ちの方は帰り、園田駅から阪急電車に乗って、大阪や新大阪、難波方面に向かわれるかと思います。
アフター競馬は梅田か難波…でももちろんいいのですが、阪急電車に乗るなら、園田から2駅の十三(じゅうそう)で途中下車してみてはいかがでしょうか!
十三には、新しい店もありますが、一方で老舗も多い、レトロな雰囲気を残したエリア。財布に優しい店がたくさん並んでいます。
人も多いですが、梅田や難波ほどではないので、大阪ど真ん中の人混みを避けたい方にもオススメです。
このブログでは、十三駅東改札口を出て、
十三東駅前商店街を抜けて右折した細い路地にある、
「とんかつ&洋食 大富士」をご紹介!
4人掛けのテーブルが3卓の小さな老舗。サインも並んでいます。
「看板メニュー」としてとんかつが書かれています。
僕は、一番上の「とんかつ定食」をオーダー。
薄めのかつで、くどくないソース。僕の後には、2組のお客さんが来て、そのうちの1組は「いつもの」と注文。地元の方に長年愛されている店です。
十三で手土産を買うなら(もちろん自分用でもOK)、反対側の改札方面へ。
改札口から50メートルあるかないかの所にあるのが「喜八洲総本舗(きやすそうほんぽ)」。
ここの名物は、長方形の形をしたみたらし団子(なんと、ストラップがあるとは!)。
コゲの程度も注文できます。すぐに食べる方なら、「コゲ多め」でもいいかも。まぁでも、普通でいいでしょう。
目の前で焼いた団子を、タレにどっぷりつけてすぐに箱詰め。10本入り、15本入りが飛ぶように売れていきます。
僕はそんなに要らないので、みたらし団子を3本を購入。
帰りの近鉄特急内でいただきました。
見てください!串がタレの海に浸かっています。確実に手がベタベタになるので、お手拭きを用意しておきましょう(笑)。
店の2番人気商品「酒饅頭」も買いました。
甘さ控えめのあんこがしっかり詰まっています。饅頭も、スーパーに売っているようなスカスカ感が一切ないですよ。
十三には、他にもいろんな店があるので、あちこち歩くなりググるなりして楽しんでみてください!
まとめ
投票所や指定席などはきれいになったものの、平成初期(ひょっとしたら昭和?)の光景も、現役として残っている園田。
老若男女問わず、楽しく過ごせる競馬場です。
近隣には阪神競馬場や尼崎・住之江ボート、さらに足を伸ばせば京都競馬場や向日町・岸和田競輪があるので、日程次第ではハシゴも可能。
レース場のハシゴでなくても、大阪や神戸の観光、食事と組み合わせることができます。
ぜひうまく予定を立てて、酒饅頭の一日をお楽しみください!
ちなみに今回の馬券は…。
最終レースは穴馬で逆転を狙うも6着。甘くはなかった…。
※同じ兵庫県の「姫路競馬場」はこちら
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