小松島競輪場(徳島県小松島市)

※小松島競輪場HPは“こちら”。本文内容は訪問時のものです。最新情報はHPでご確認を!

小松島訪問は、2017年以来、約5年ぶり3回目。
四国旅行に行った一環で立ち寄りましたが、そのときは数レース観戦しただけ。

アサイチからの参戦は恐らく十数年ぶり。
前日徳島駅前に宿泊し、徳島ラーメンを堪能。翌早朝には某パン屋に立ち寄り(【徳島市内食事・お土産】の項目で書いています)、万全の態勢(?)でいざ小松島へ!

小松島競輪場での写真撮影は許可が必要です。インフォメーションで許可証をもらってください。
また、撮影した写真をSNSにアップする場合も、別途許可が必要です。担当の方へ掲載希望写真を後日送信し、許可が出ればアップできます。
このブログに掲載している競輪場の写真も、掲載許可を得たものばかりです。

アクセス

最寄り駅はJR南小松島駅。徳島駅から普通列車に乗り、約20分で着きます。

駅を出たら、たぬきの「ぽんぽこ一家」が歓迎の笑顔。

その横にあるのは「のぞみの泉」。
地下30メートルに流れる伏流水を汲み上げているそうで、地元の方もタンクやペットボトルを持ち込んでいました。地元の方が帰られるのを待ってから写真撮影。

のぞみの泉

駅を出て、案内通り右方向へ。歩くこと約10分で…、

小松島競輪場に到着です。

西門

ちなみに、道の途中にコンビニはありませんので、喉がすぐに渇きそうな日に行く場合は、あらかじめ水分を確保しておきましょう。

西門入場口~場内~西スタンド

まずは、小松島競輪場の案内図を。これに沿ってご紹介していきます。

案内図

南小松島駅から近い入場門が「西門入場口」。入場は無料です。
入ってすぐ右手に出走表置き場と、手荷物預かり所があります。ノックしたら快く出てきてくれますよ。

では、食堂前を通って(初めて来たとき、このうちの1店で食事した記憶がありますが、今は閉まっていました)、厚いカーテンをくぐって左へ進んで西スタンドへ。

入ってすぐにインフォメーションがあるので、写真や動画を撮影される方、SNSに写真や動画のアップを希望される方は、必ず立ち寄って許可を得てください。

訪問日は、未確定車券でのカレンダープレゼントがあったので、このインフォメーションでいただきました。

カレンダー

そのインフォメーションから右へ。ここに、専門紙をプリントしたものが貼り出されていました。後にも書いていますが、小松島では専門紙が発売されていません。

そこからぐるっと回ったところ。
走路へ出る扉に近いところに、地元S1選手のパネルがありました。

下の写真が、西スタンドの外観ですが、

西スタンド外観

入場できるのは1階のみ。2階から上は閉鎖されています。

メインスタンド(投票所内)

では、直線コース前のスタンド(メインスタンド)の中へと進みましょう。

さきほどの「西スタンド」と比べると、長い時の流れを感じるエリアになっています。

椅子の数は豊富にあるので、座って車券検討する場所には困りませんでした(GⅢはどうか分かりませんが)。
訪問日はめちゃくちゃ寒かったのですが、こんなストーブにあたれば、指先からジワ~っと温まることができますね。

投票所には、もちろん機械もありますが、手売り窓口も残っています。数えていませんが、手売りは5窓ほどあったかな。

僕は、最初のレースこそ機械で買いましたが、あとは全部手売り窓口で購入。白髪のお姉さんが、一番手前の窓口で元気に仕事をされていたので、機械よりもその方から買いたいと思うようになりました。手売りで買うのが、今は貴重な経験にもなりましたしね。

手売り窓口の手前には、なんと有人の両替窓口が!

両替

今、両替窓口がある公営競技場って、どのくらいありますかね?
まだ機械売りがなかったころは、ほとんどのレース場に両替窓口がありました。お釣りが出ないように券を買うためです。
信じられないでしょうが、窓口でお釣りが出ないレース場が、昔は多数存在しました。

ちなみに、今の小松島手売り窓口ではお釣りが出ます。
が、せっかく来たので1万円札1枚を、千円札10枚に替えていただきました。懐かしい(笑)。

サイクルシアター~正門~前売発売所

メインスタンド内に売店がありますが、ここは【食事・売店】の項目でサラッとだけご紹介。

そのまま真っすぐ進んだ先には、サイクルシアターがあります。広い部屋になっていて、僕が行った日にはモニター数台と専門紙掲示がされていました。

投票所がないので、ここに滞在しているお客さんはほとんどいなかったですね。

このサイクルシアターから「正門入場口」を出て右手へ行くと、特観席発売所がありましたが、現在は使われていません。

その先に前売発売所があります。ここにもプリントされた専門紙が掲示されていました。

正門前には、専門紙売り場が並んでいますが、現在は全て閉鎖。
僕は、競輪と競馬は専門紙を買う派なので、ちょっと残念…。

メインスタンドの外観は、下の写真の通り。ですが、西スタンド同様、1階投票所以外は入ることができません。

メインスタンド外観

ちなみに中は、こんな感じになっていました。

屋外観戦~ポンスターランド

では、外でレース観戦といきましょう! 小松島は風が強いと聞きますが、この日も強かった!

強風

メインスタンドから見て、一番右は1センターまで、左は2センターまでいくことができます。

こちらは1センターからの眺め。

外へ目を転じると、きれいな海が広がっています!
この先に、和歌山や岸和田がある…のですが、もちろん見えません(笑)。

メインスタンド前。外に座席はありませんが、選手との距離は近く感じます。

実況が聞こえる競輪場が少ない中、小松島では外でも実況が聞こえます。外ではリプレイが見られないので、リプレイ映像が流れているときの実況は、よく聞いていました。

スピーカー

確定板は、審議や決定のランプは付きますが、車番や配当金は表示されなくなりました。全国的にそうなってきていますね。

確定板

こちらは2センターからの眺め。

この2センター近くにあるのが、親子で遊べる「ポンスターランド」。

僕が行った日は、途中で親子が遊びに来て、レースが始まったら2センターで観戦していました。

食事・売店

訪問日に営業していた食堂は2店舗。サイクルシアターの奥に並んでいました。

売店は、メインスタンドの中に。競輪創設時からあるのではないかと思えるような売店です!

名物は焼きそば!…らしいので、さっそく注文。

西スタンドの空きスペースでいただきました。中までアツアツで美味い!!

食べ終わったところで、焼きそばの貼り紙を思い出しました。「激辛味もあるよ!」…と。

焼きそば3

そこで今度は、激辛を注文。
焼いている大ベテランのお姉さんに「どこくらい辛いですか?」と尋ねたら、「めっちゃ辛いよ」との返答が(汗)。

激辛焼きそば

調理後「どろソースの量、このくらいなら大丈夫やと思うよ」と言われ、出来上がった激辛焼きそばを持って、再度西スタンドの空きスペースへ。
見た目はノーマルとさほど変わりません。いや、微妙に色が濃いかな???

一口食べたその瞬間は、至って普通。
が、食べて5秒ほどしたら、徐々に来た! 2口目、3口目…、結構辛い! !🔥

カラムーチョが好きな僕ですが、この焼きそばを食べ終わったころには、冬でも汗が出ていました💦
即、給茶コーナーに行き、水を一気飲み(苦笑)。

でも、この焼きそばは美味い! ブログを書きながら、また食べたくなってきました!

徳島市内食事・お土産

今回は前泊して競輪場に行ったので、そのときの食事を。

徳島と言えば、僕の中では「徳島ラーメン」。

これまで、「いのたに」「王王軒」には行ったことがあるので、別の店へ…と以前から考えていたところ、JKAの方から「東大は美味しい」と耳にしたので行くことに。

徳島駅から歩くこと15分少々で到着。

基本形の「東大ラーメン・中」をいただきました。

希望すれば、ご飯をサービスでつけてくれます。そのご飯に濃いめのスープを混ぜてもイケますよ!😋


翌朝は、徳島駅でレンタサイクル

レンタサイクル

向かった先は、「トロワシャポウ」というパン屋さん。

トロワシャポウ」は、競輪選手である松本卓也選手(徳島・98期)のご両親が経営されている小さなパン屋。訪問は今回が3回目です。

イチオシは「クリームホーン」。

トロワシャポウ6

中のクリームは、買うときに入れてくれます。だから、買ったらなるべく早めに食べるべし!
サクッとしたパンと、濃厚なクリームのハーモニーがたまりません♪

その他、大辛カレーパンや、抹茶大納言などを買って、再び駅前のホテルへ。
チェックアウト前にクリームホーンを食べて、競輪場へ向かいました。

土産で買ったのは小松島名物、「鯛入りちくわ」。鯛のすり身がたっぷり使われています。
竹がついた状態でガブっといきましょう!

もう一つ買ったのは「かつ天」。お酒のつまみにもなりますよ。

かつ天

どちらも「谷ちくわ商店」さんの商品。HPには、
「徳島で『カツ』と言えば、このかつ天!」
とも書かれていました。ネットで買うこともできるので、ぜひご賞味を!


「旅」をテーマにした通販サイト JTBショッピング

まとめ

本場にお客さんが押し寄せていた時代の建物が、そのまま残っているような競輪場。
「古い」という印象は、誰しもが抱くことでしょう。

新規ファンを獲得するためには、施設の充実も必要。昭和の香りが大好きな僕でも、ガラス張りスタンドで観戦できる一般席と特別観覧席は、開けてほしいなと思いました。何せ行った日は寒かったので…。

一方古い分、昔から働いている従事員さんが多かったように思います(勤続年数をいちいち聞いてはいませんが)。人の温かさを感じた競輪場でもありました。

手売り窓口で働いている白髪のお姉さんとは、楽しく話をさせてもらいました(もちろん後ろには誰も並んでおらず、締切までまだまだ時間があるときに)。
制服になっているポンスターのTシャツがかわいかったので、「写真を撮らせてもらっていいですか?」と尋ねたら、笑って手を横に振られました(笑)。

焼きそばのお姉さんに話を聞くと、「親子2代で焼いていて、私はかれこれ50年くらい。昔はお客さんが多くて、焼きそばの列か、車券の列か分からなかったくらい」とおっしゃっていました。

おばあちゃん

都会のレース場では、まず聞けない話。せっかく旅打ちで行くなら、元気な人生の先輩方とも、話をされてみてはいかがですか?
ネット投票では味わえない楽しさを、ぜひ本場で体験してください!

小松島場内
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じゅん
ブログ運営者の立野純(たてのじゅん)です。 30歳のとき、弥彦競輪場で実況デビュー。以降競輪15場、ボートレース3場、オートレース1場の実況をしてきました(現在のレギュラー場は、四日市・松阪の競輪2場)。 サラリーマン時代から公営競技ファンで、ネットより断然現場党。これまでJRA10場、地方競馬21場、競輪50場、ボートレース20場、オートレース6場を、仕事ではなくファンとして巡ってきました(廃止場を含む)。 ただ、行きまくっていたときは、写真や記録を全く残しておらず…。まだ足を運んでいないレース場を含め、今度は記録に残しておこうと思い、ブログを開設しました。 これから旅打ちへ行く方のご参考にもなれば、大変うれしく思います。全場揃うまでに、何年かかるかわかりませんので、気長にお付き合いください。