※門別競馬場のHPは“こちら”。本文内容は訪問時のものです。最新の情報はHPでご確認を!
大学を卒業してサラリーマンをやっていた平成初期、盆休みには北海道旅行をしていました。
とは言え、旅行先は札幌でも小樽でも富良野でもなく、引退馬の牧場巡りとホッカイドウ及びばんえい競馬。
鉄道を利用して新冠、静内方面へ何度か足を運びました(日高本線の鵡川~様似間は、2015年に起きた災害により不通、2021年4月1日付で廃止に)。
ただ、当時に行ったホッカイドウ&ばんえい競馬は旭川と札幌、岩見沢。
今はいずれも撤退し(地方競馬の札幌は、名前こそまだ残っていますが、復活はないと見ています)、1997年12月以後のホッカイドウ競馬は、門別1か所に集約されました。
北海道へはその後、函館や帯広、網走などに旅行で行きましたが、日高地方に行く時間は取れなかったため、門別競馬場に行くこともありませんでした。
今回は初の門別参戦。非日常を味わいながらの競馬観戦を楽しみに行ってきました。
もくじ
アクセス(公共交通機関)
アクセスはお世辞にもいいとは言えない門別競馬場。だからこそ、旅打ちで行きたくなる気持ちがより強まる競馬場でもあります。
お客さんのほとんどはマイカー(あるいはレンタカー?)ですが、僕のような公共交通機関利用者向けに、このブログでは書いていきます。
最寄り駅はJR鵡川駅。苫小牧駅前始発で、鵡川駅前を経由し、「門別競馬場前」へ向かう道南バスが出ています。
乗り物好きなら、鉄道+路線バスを利用するのもいいでしょう(かくいう僕は、乗り物大好き派)。
が、本数が少なく、JRとバスが連絡しているわけではないので、時刻は要チェック。
詳しくは、道南バスHP内の「郊外路線バス」、「⑫日高・平取・静内・浦河」でご確認ください。
※札幌駅前からも道南バス「ペガサス号」が出ていますが、こちらは予約制です。
※道南バス「門別競馬場前」のバス停から競馬場入場門までは、少し歩く必要があります。
無料バスは、札幌駅と鵡川駅から、それぞれ1本ずつ出ていますが、どちらも事前予約制です。
旅打ちが決まれば、HPからサッサと座席を押さえてしまいましょう!
発車時刻や乗車場所は、そのときに確認してください。
僕は、札幌12:30発のバスに乗車。
HPには「団体バス乗り場」と書かれていたので、早めに札幌駅に着いて「あっ、ここにバスが来るんだな」と確認し、早めのランチへ。
バス乗車の受付開始が12:15と聞いていましたが、12:25に「団体」と書かれた場所へ行ってもバスはなし。それどころか別のバスが来て、中からお客さんがゾロゾロと降りてきました。
そこで気づいたんです。
「あっ!ここは降車専用だ!(゚Д゚;)」
と!
発車まであと約3分!慌てて「乗り場」と書かれた貼り紙通りに走っていくと、その先には4台の観光バスが!
手前2台は別のバスだと一瞬で分かったので、3台目のバス運転手に「すいません…」と声をかけると、運転手さんから「門別競馬場のお客さんですか?」の一声が!
この声を聞いて、ホッとしました。乗り遅れたら「JR→路線バス」コースが確定ですからね。(しかも都心のように本数があるわけじゃないので)
ザッと見た感じ、乗車率は7割前後(あくまで僕が見た感じです)。途中1か所のトイレ休憩をとり、約1時間半をかけて門別競馬場に到着しました。
バス到着時には、スタッフの方が「いらっしゃいませ」と立っていらっしゃいました。小さなことですが、こういう気持ちのこもったサービスはホッコリしますね。
入場門から
無料バスのメリットは、入場門前まで行ってくれること。
バスを降りたら場内マップがあり、
すぐに入場…となります。
ご覧の通り、ハッキリとした「門」がある感じではなく、「バスから降りたら自然に入場」という感じ。なので、もちろん入場は無料。
左手の小屋で従事員さんが入場者数をカウントしているように見えました。
入ってすぐ左手が広場になっています。
無料で、グループで使える「とねっこハウス」や、子ども向けの遊び場、
誰もいませんでしたが、芝生でごろ寝もアリでしょう!
またここでは、ジンギスカンを楽しむことができます!
ジンギスカンを食べてきたので、そのことは【食事】欄をご覧ください。
とねっこラウンジ(もっとも入場門に近いスタンド〔ラウンジ〕)
木材がふんだんに使われている2階建てのラウンジ。2020年に完成したそうです。
中は、キャッシュレス専用の投票所&観戦エリア。1階は誰でも利用できます。
2階は、1人500円の有料エリアですが、自由席になっています。
1階で購入したら、このような紙がもらえます。
常時携帯しながら、何度も出入りしましたが、この券を確認されることはありませんでした。(が、500円を払わずに2階を使ってはいけません)
2階からの眺めは、こんな感じ。
ドリンクは、お茶、コーヒー、スポーツドリンク、水がフリー。
この建物内ではWi-Fiが使え、一部コンセントもあります。また、充電器のレンタルも行われています。スマホベビーユーザーなら、押さえて損はない有料席。
ですが、そうでもない方なら、無理して取らなくてもいいかなぁ…と感じました。訪問日も、この2階有料席が混雑することはありませんでしたし。ただ、重賞デーや寒い季節なら有益かな。
ポラリス☆スタンド(真ん中のスタンド)
「☆」が付いているのが正式名称っぽかったので、そのまま「☆」を付けました。
300インチの大形ビジョンを備えた観覧エリア&投票所です。
奥には売店が2店あり、カレー・アジアン料理の店では専門紙も販売されています。
Aスタンド(ゴール前スタンド)
席数はそんなに多くありませんが、ガラス張りの館内からレースを観戦することができます。
僕が行った通常開催日は、全然混雑することはなかったので、余裕で座っての観戦が可能でした。
入ってすぐ右手には「勝馬屋」という売店があり、ここでも専門紙を販売しています(僕はここで競馬ブックを買いました。一部550円)。
ここにコインロッカーがありますが、ロッカーは有料です。
パドック
大人数が見られる構造にはなっていませんが、そもそもそんな造りにする必要もなし。訪問日は、慌てなくても最前列で馬を見ることができました。
裏側にも回ることができます。
こちらはパドックを出るところからのアングル。
馬場へ
ゴールにもっとも近い「Aスタンド」から出たところは、以下のようになっています。
下に降りたら、検量室前の様子がよ~く見えますよ。
前半レースで890円ついた単勝を獲ったので、僕も記念に撮影(笑)。
ゴール前からの眺め。
表彰式は、ここで行われます。
真ん中のスタンド「ポラリス☆スタンド」を出たところ。板状の屋外席が設けられています。
こちらは、1800メートルスタート地点(残り200メートル)からの眺め。
(昼夜の写真が混ざりますが)
ここから先、4コーナーに向けて、通路がず~っと伸びているので、行ってみましょう。
すると、4コーナー奥のポケットを抜けて、もう一つの入場門が。
僕が行った時間帯は、僕一人ポツンといたような状況。写真を撮ろうと門を出たら「ありがとうございました」と、中にいたスタッフの方に言われました。が、もちろんまだまだ帰らないので、門の写真を撮ったらすぐに再入場(笑)。
4コーナー付近でレース観戦。
ここでは実況も全く聞こえず、ビジョンやモニターもないので、ゴールなんてさっぱり分かりません。長~い通路を歩いて再びスタンドに戻ったときには、確定も払い戻しもモニターから消えていたので、スマホで結果を確認しました(苦笑)。
オフィシャルグッズショップ
パドックの手前にある、ホッカイドウ競馬のグッズショップ。
入って商品を見ていたら、レジスタッフの方が「どちらから来られたんですか?」と。
「三重県からです」
と答えたら、
「今、道外から来られた方を対象に、日高昆布のプレゼントをしていますよ。身分証明できるものがあれば、インフォメーションでもらってくださいね」
と親切に教えてくださいました。
その後も
「昔は旭川や岩見沢などでも競馬があったけど、今は門別だけになって…」
とか、
「ばんえいは行くんですか?」
とか、話をさせていただきました。
ちょっとしたことですが、地元の方との会話は楽しいものです。
食事・売店
スタンド内にある売店は3店。
「ポラリス☆スタンド」には、手打ちそばの「いずみ食事」と
カレー・アジアン料理「ルンビニフードカフェ」の2店。
Aスタンド内には、「勝馬屋」が入っています。
僕が利用したのは、広場にある「とねっこジンギスカン」。広場にあるテーブルでジンギスカンをいただけるレース場なんて、なかなかありません!
多分18時ごろは混むだろうと思ったので、17:30ごろに行きました(案の定、18時すぎには結構な列が!)。
メニューはご覧の通り。
本当は上からズラッと注文したかったのですが、多分食べられないので、3,000円のジンギスカンと、サッポロビールを注文。
さっそく焼きましょう!
ジンギスカンなんて、多分小学生のころ以来。祖母が昔、北海道に住んでいて、毎年夏休みに行っていたので。でも、当時ラム肉を食べた記憶なんて、全然残っていないので、実質初のジンギスカン!
見よう見真似で焼いてみました(笑)。下手っぴな焼き方かもしれませんが、美味けりゃ何でもいいんです!(笑) 外メシって、なんでこんなに美味いんでしょう!?
この広場からの可能な競馬観戦は、バックのほんの一部と、馬の足音くらい。あとは実況が頼り。ですが、音声がやや小さい。レース実況やファンファーレの音量は、もう少し上げてもいいのでは…とは思いました。
競馬場内でのジンギスカン、ぜひ味わってみてください!多分1レース「見(ケン=馬券を買わずに見送ること)」ができるので、馬券的にも冷静になれますよ、多分。
広場には、ジンギスカンをモニター付きの室内で楽むこともできますが、店員さんに聞いたら「今日は全て予約が入っています」と。
広場の向かい側の「とねっこデッキ」でもジンギスカンを楽しめるようでしたが、僕が行った日は「今日は団体さんがお使いです」と店員さんが教えてくれました(ここからなら、競馬生観戦ができます)。
札幌駅前で食べたスープカレー
札幌駅前から無料バスを使って門別競馬場へ行きましたが、バス発車まで時間があったので、その時間を利用してランチへ。
北海道は美味いものだらけですが、今回チョイスしたのはスープカレー。
札幌駅から徒歩数分で行ける「SOUP CURRY KING ゲートウェイ店」へ行ってきました。
開店は11時半。僕は2番目の客でしたが、ものの数分後には満席になりました。
メニューは英語・中国語・韓国語のものも用意されていました。観光客も多いのでしょうね。
チキンカリーが定番だそうですが、
僕はゲートウェイ店限定の「ラムしゃぶ野菜カリー」の中辛を注文。
うまい!スープカレーって、普通のカレーライスと比べて物足りないイメージがあったので、そんなに食べたことがなかったけど、野菜もゴロゴロ入っていて「食べた感」は十分!
歯ごたえもあるラム肉も、クセがなく食べやすかった♪
メニューの中辛に「オススメ」と書かれていましたが、辛い系のカレーが好きな僕だったら、もうワンランク辛さアップでもよかったかも。
でも、大満足!ごちそうさまでした!
帰りに土産店で、チキンスープカリーをお買い上げ!
価格:3,500円 |
まとめ
ホッカイドウ競馬が門別単独開催になってから十数年が経ちました。
アクセスはよくないので、僕のような鉄道族にはちょっと不便な場所ではありますが、北海道ならではの開放感は味わえました。馬場も広いですしね。
スタンドはコンパクト設計ですが、入場者数に見合った造りなので、普段の開催なら手狭さはありません。
天候がいい日なら、何回でも行きたくなる競馬場でした!
できれば、もっと時間を取って、その先の静内方面へ行き、牧場巡りを久々にしてみたかったな。
20代のころ、レンタサイクルで牧場巡りと乗馬をしたのが懐かしい。
(レンタカーではなくレンタサイクルです。もちろん、普通の方はレンタカーだと思います)
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