廃止場訪問 大津びわこ競輪場(2011年3月廃止)

大津びわこ競輪場の廃止は2011年3月。今年3月で、ちょうど12年になります。

私が実況の仕事をする前に行った高松宮杯(現:高松宮記念杯)は、第1レースから場内大混雑。
第1レースを1コーナースタンド最上段スタンドから観戦していたとき、近くのおじさんが「おい!○○!今年も誘導か!」とヤジを飛ばしていたことを覚えています。

出走表

実況の仕事でも、びわこ競輪には何度も入りました。

当時のびわこ競輪には、電話で実況が聴けるサービス「テレドーム」専用に、オッズを読み上げる仕事もあったんです。
「2車単100倍以下。1番2番、15倍。1番3番、33倍…。9番7番、65倍」
…って、ここまで全部聴いたら電話代がいくらかかるんだ!?…というサービスです(汗)。
そのテレドーム担当の方と同じ部屋に実況アナも入ったので、部屋は結構狭く感じましたね。

その大津びわこ競輪場が現在どうなっているのでしょうか?

最寄り駅は、JR湖西線の大津京駅。京都から2駅で着きます。

大津京駅

私が大津びわこ競輪場で実況していたときは「西大津」という駅名でしたが、2008年3月に「大津京」に改称されました。

駅前のバス乗り場から、かつては競輪場行きの無料バスが出ていました。
今はボートレース場行きの無料バスが出ていますが、ボートレース場行きバスの本数は、昔と比べたら随分減りました。

バス停

駅を出たら、京都とは反対方向に、ひたすら高架沿いを歩きます。

高架沿い

約10分で、車が多く通る道(神宮通)へ。その交差点を右折。

300~400メートル先が、下の写真。

競輪場入口

このカーブになった坂を下って、かつては競輪場に入ることができました。

競輪場入口

現在は、「BRANCH(ブランチ)大津京」という、複合型商業施設になっています。

ブランチ大津京

色々な店舗が入っているほか、広場も充実しているので、市民の憩いの場にもなっている印象ですね。

最寄りのバス停留所名は「ブランチ大津京前」。

ブランチ大津京前

競輪場時代にもあった自転車置き場はリニューアル???

ブランチ大津京

その前が、元入場券売り場辺りかな?(スタバなどが入っている建物)

ブランチ大津京

元競輪場正門から入った辺り、と思われる光景。

ブランチ大津京

スタンドがあった辺りは、マックスバリューになっています。

マックスバリュ

走路のわずかな跡くらいないかな…と歩いてみましたが、もちろんありませんでした。

ここに来られている方の大半の方は、ここが元競輪場ということをご存じないんじゃないでしょうかね。

お時間のある方は、びわこボートとともに、大津びわこ競輪場跡にも足を運んでみてください。

車券

ちなみに、廃止後にこの場所を尋ねたのは2回目。廃止後しばらくは、まだバンクが残っていて、滋賀の選手は練習に使っていました。

バンクやスタンドが残っていた当時のコラムは、「2013年6月高松宮記念杯e-SHINBUN特設サイト」に残っていますので、よかったらご覧ください。

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じゅん
ブログ運営者の立野純(たてのじゅん)です。 30歳のとき、弥彦競輪場で実況デビュー。以降競輪15場、ボートレース3場、オートレース1場の実況をしてきました(現在のレギュラー場は、四日市・松阪の競輪2場)。 サラリーマン時代から公営競技ファンで、ネットより断然現場党。これまでJRA10場、地方競馬21場、競輪50場、ボートレース20場、オートレース6場を、仕事ではなくファンとして巡ってきました(廃止場を含む)。 ただ、行きまくっていたときは、写真や記録を全く残しておらず…。まだ足を運んでいないレース場を含め、今度は記録に残しておこうと思い、ブログを開設しました。 これから旅打ちへ行く方のご参考にもなれば、大変うれしく思います。全場揃うまでに、何年かかるかわかりませんので、気長にお付き合いください。