一宮競輪場は、実況デビューの2~3年後から、不定期で何節か実況していた競輪場でもあります。
初めて行ったときの印象は、
「デケ~(デカい)!」
それまで見ていた近畿地区の競輪場や、サラリーマン時代によく通っていた取手競輪場と比べても、スタンドがとにかく大きかった!
でも、入場者数の減少とともに、その大きさが逆に寂しく感じられましたね…。
一宮競輪場の思い出で、パッと思いつくのは3つ。
①軍手焼きそば(店主が軍手をしながら焼いていて、ボリュームがありながら安かった)
②三重の先行職人、星野嘉寛さん(49期)のラストラン(2009年大晦日。逃げ切って筋で決まるのが星野さんの車券でしたが、ラストランは“差し”で筋決着になりました)
①と②は、昔書いていた、四日市競輪公式ブログのコピー版にも残っていますのでご覧ください(こちら)。※一部文字化けしています
星野嘉寛さんラストランについては、“こちら”のブログもどうぞ。
③は、後半に書きますね。
星野嘉寛さんの引退レースからちょうど13年後の2022年大晦日。
旧一宮競輪場、現在のサテライト一宮へ行ってきました。
廃場以降、初の一宮訪問です。
最寄り駅は名鉄一宮、またはJR尾張一宮(場所はどちらも同じ)。
サテライト一宮行きの無料シャトルバスは、JR側駅交番前の少し先からから出ています(バス停はありません)。
が、僕が実況時代は歩いて通っていたので、今回も歩いていくことにしました。
駅前のアーケードを通り、
真清田(ますみだ)神社のT字道を右折。
この道をひたすら真っすぐ歩けば、
旧一宮競輪場、現在のサテライト一宮に到着です。
サテライトになって来たのは初めて。もう競輪場の面影はありません。
館内には、「半世紀の軌跡」と題した、一宮競輪場に関する写真が展示されていました。
また、「一宮競輪場を湧かせた選手たち」というネームパネルも。
中は、普通のサテライト。敷地の大半は競輪の窓口です。
サテライト一宮発券の車券。
オートレスの窓口は片隅に2窓あるだけですが、
館内では競走車を展示して、オートをアピール(?)していました。
地方競馬の窓口は外。数え忘れたけど、窓口は10弱くらいあったかな。
ソコソコ賑わっていましたよ。
2階には有料席もありますが、今回は行きませんでした。
屋外にはテラス席や喫煙所があります。
サテライト一宮の真横にあるのが平島(ひらしま)公園。
アツくなってしまった頭を冷ますには、ちょうどいい公園です。
…という感じで、施設を一通り回って帰ることに。
無料バスも出ていますが、帰りも歩くことにしました。
競輪場前の長い通路を通り、
(僕が実況をしていたころは、この道沿いに洗濯物が干されていました。笑)
実況時代に使っていた「パークホテル」前を通って帰りました。
さて、冒頭に書いた一宮の思い出。残る③は…。
③B級決勝の実況で、3/4周が無音に
いつのレースだったかは忘れましたが、B級決勝だったことはハッキリ覚えています。
選手が発走機につき、いつものように「1番愛知、○○。2番…、9番…」とアナウンス。
ここまでは普段通り。
この後実況スイッチを切り、ファンファーレを流します。
ファンファーレが流れ終わった後、再びスイッチを入れて喋り出すのがいつもの手順。
そうして号砲が鳴り、バックストレッチを通過した辺りで、部屋の外から「バンバンバン」と、女性職員が壁を叩いてきました。
その壁は透明なので、女性職員さんの姿もよく見えます。実況しながら、その職員をチラ見すると、実況スイッチ付近を指さしていました!
「ん?なんだ?」
と思って見降ろすと…、
もうお分かりですね。見事にスイッチが「OFF」のまま!
2センターで慌ててスイッチオンにし、何事もなかったようにゴールまで実況。
その後、TVスタッフの方が
「何かありましたか!?」
と部屋に入ってきたかと思ったら、隣の部屋にいた偉いさん(施行者さん)も入ってきたので、ヒラ謝り。
以降、スイッチの入れ忘れがないかどうか、工場の現場のように指差し確認するようになりました。
追伸
実況時代によく通った、駅前にあるラーメン屋、「第一旭」。
訪問日は大晦日だったため、残念ながら休業。
そこで後日、改めて行ってきました。
注文は「特製」一択!
(ラーメンメニューはこの3種類。他はライスとドリンクのみ)
…ですが、私が行った日は「特製はもうない」と言われたので「ラーメン」を注文。
どうですか、チャーシューが器一杯に盛り付けられて、麺がほとんど見えないでしょう!
お盆に乗せられてきますが、そのお盆には早くもスープがこぼれています(笑)。
ラーメンというより「中華そば」と言いたくなる、奇をてらうことがない、醤油ベースの懐かしさを感じる一杯。
ひっさびさにごちそうさまでした!今度は「特製」を食べに行きたい!
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