※高知HPは“こちら”。本文内容は訪問時のものです。最新情報はHPでご確認を!
高知競馬訪問は、今回で3回目。恐らく6~7年ぶりの高知だと思います。
馬券の落ち込みが激しかった時期は、1着賞金が9万円というレースがあった高知競馬場。今はインターネットによる売り上げ回復により、賞金が大幅にアップされ、馬のレベルも上がりました。
それに伴い、場内も一部改装されているのか?
あるいは古いままなのか?
特急南風に乗り、大歩危小歩危狭の絶景を楽しみながら、高知へ向かいました。
途中の大歩危駅では、アンパンマン列車と行き違いに。こっちに乗りたかった…。
☆特別観覧席は工事中のため、訪問日には入ることができませんでした。
アクセス
最寄り駅は、もちろん高知駅。改札を出て左手に広がるバスターミナルへ出てください。
路面電車や、よく写真でも見かける武市半平太・坂本龍馬・中岡慎太郎の銅像とは逆方向にあるバスターミナルです。
バスターミナル7番乗り場、または5番乗り場から無料バスが出ます。
が、無料バスはわずか1便(たまに2便)。しかも時刻は、開門時刻で変動します。
「開催3日前頃に 送迎バス でお知らせします。」とHPに書かれているので、時刻と乗り場は必ずHPで確認してください。
無料バスに揺られること、約20分で熱烈歓迎のゲート(☆)をくぐり、高知競馬場に到着です!
☆ちなみにゲート~競馬場は徒歩20分弱。この写真を撮るためだけに歩きました(苦笑)。
なお、帰りの無料バス乗り場は、入場門を出て左手前方。発車時刻は、出走表に書かれていますので、乗り遅れないように(まぁ、普通に乗れば遅れることはまずありませんが)。
※有料の「とさでん交通バス」も走っています。最寄りのバス停は、平日なら「競馬場北口」、土日祝なら「競馬場入口」です。
入場前~入ってすぐ
入場門右には、券売機1台のみの外向前売発売所。旅打ちの方は、この外向きで足を止めることはないでしょうから、
さっそく入場しましょう!入場料は無料です。
入ってすぐ右手に展示コーナーがあり、
その先で専門紙が販売されています。
前を取ると、お姉さんが元気な声で呼びかけてくれますよ(笑)。
僕は高知に行ったら、競馬も競輪も「福ちゃん」を買っています。
このまままっすぐ進んだ左が工事中エリア。
いつ完成か分かりませんが、家族や仲間で丸一日楽しめそうな競馬場になりそうです。
工事エリアの近くには、福永洋一記念開催記念碑が。
昨年で13回を数えた福永洋一記念、いつまでも続いてほしいですね。
スタンド手前には、高知で長年愛されている、「ひまわりコーヒー」の自販機が。
サンプルはすっかり陽で色あせていますが、中身はもちろん問題ありません。
が、どこを見てもストローがない! 差し込み口はあるのに…。
「ストローがなくても飲めます」とのことなので、口を開けていただきました。
飲んだ後は、高知競馬場オリジナルデザインのゴミ箱へ。
はずれ馬券もゴミ箱へ…。
1階スタンド
1階の見取り図はご覧の通り。
僕が高知競馬場を訪問するのは3回目。
昔のスタンドをイメージして行きましたが、「失礼しました!」と言いたくなるくらい、木目を基調とした洒落た外観になっていました。
この壁面に100円バック式のコインロッカーがあります。
他にもコインロッカーはありますが、ここがメインの場所になっています。
そのコインロッカーの手前から入ったところにインフォメーションがあります。
キャッシュレス会員の入会手続きも、インフォメーションでどうぞ。
てっきり特観席があると思って行った私。
「特観はどこで売っていますか?」と尋ねたら、「すいません、今工事中なのでないんですよ。投票所は1階と3階の一般席をご利用ください」と、丁寧に対応していただきました。
インフォメーションの先にフードコートがありますが、フードコートは【食事・売店】の項目でご紹介します。
投票所は、床が木目なので、目にやさしい(感じが個人的にしました)。
館内に座席はソコソコあるのですが、ほぼ場所取りされている感じでした(もちろん場所取りは認めらていませんが)。
1階の最も1コーナー寄りには、「セレモニースペース」という小さなステージが。
訪問日は重賞競走がありました。本来なら、外のウィナーズサークルで表彰式が行われます。
が、雨天のためこのセレモニースペースでのインタビュー、表彰式に変更に。
単勝馬券も1点で獲れたので、いい記念になりました。
3階スタンド
3階の見取り図はご覧の通り。
最も手前(4コーナー側)にあるのが、女性専用ラウンジ。
キャッシュレス会員になれば(当日、インフォメーションで入会できます)、女性なら誰でも利用することができます。逆に言うと、男性は(仮に夫婦でも)入れません。
屋外一般席からは、窓際でくつろぐ女性客の姿がチラッと見えます(ガン見していませんよ)。タダで使えるなんてうらやましい…。
その女性専用ラウンジ前に置かれている馬。
女性専用ラウンジの裏手。ここにはモニターや投票窓口はないので、ほとんど人はいません。
窓からパドックは見えますが、ちょっと遠いので馬体チェックには向いていないかな。
この先に自販機とコインロッカーがあり、
屋内観覧エリア、投票所へと続きます。
適度な高さがあるので、パドックがよく見えますよ。
馬場側へ回ると、高さのある位置からレース観戦することができます。暑さや寒さを避けたい方は、ここから観戦するのがいいでしょう。
4階特別観覧席
訪問日は工事中でした。
ですが、一般席エリアの美しさを考えると、どんな特別観覧席になるかは期待してよさそうです。完成を楽しみに待ちましょう(そのときはまた行きたい)。
パドック
では、1階スタンドから外へ出て、パドックへ出ましょう。
入場門からは、最も遠い位置にあります。
楕円形になっていて、電光掲示板周辺以外であれば、どこからでも馬体チェックできるようになっています。
今、サラッと「電光掲示板」と書きましたが、以前は手書きでした。
手書きは手書きで味があったのですが、ナイターなら見やすさは電光掲示板の方が優りますね。
馬場から遠い側には、馬頭観音が祀られています。
僕は、旅打ちでの勝利を、いや、無事を願いました。
同じように、手を合わせるお客さんを、ちょくちょく見かけましたよ。
その近くには、「マンペイ記念碑」と書かれた石碑が。
マンペイは、戦後の高知馬産振興に大きな功績を残したアングロアラブの種牡馬。まだアラブのレースがあったころ、高知競馬では「マンペイ記念」という重賞競走が実施されていました。
誘導馬は、パドック電光掲示板の奥で待機。
訪問日には、第1レース誘導後にファンサービス。人参をお客さんが誘導馬に食べさせ、馬とふれあえるイベントです。
僕も参加しました。僕の手に、誘導馬「チャオ」の唾液がベッタリ(笑)。
手元がブレて写真がピンボケになってしまいましたが、かわいかったですよ。
本馬場・屋外一般席
では、本馬場へ! ます屋外席をご紹介します。
ご覧のように、ザックリ上段と下段とで、座席が異なっています。
下段は、昔ながらの長い板状の席。
上段の座席には背もたれがあり、右手にはテーブルが付いています。
どこに座っても、眺めはいいですよ。
訪問日は冬だったので寒かったのですが、暑さ寒さが緩い季節なら、屋外席の観戦が一番気持ちいいでしょうね。
ゴール前からの眺めです。
外ラチ沿いには溝が1本通っていて、その溝に沿うように柵が設けられています。
このまま4コーナー方向に歩いていきましょう。
「どこまで行けるのだろう?」と思いながら歩いていると、右手に「高知県馬主会館」が。
1,300メートルのスタート地点付近。
まだ奥に行けそうです。
右手に、馬の形をした乗り物が。
周りに誰もいなかったので、童心に帰って乗ってみました(笑)。
まだ奥に行けそうでしたが、さすがにこれ以上行ってはマズイだろと思い、引き返しました。
食事・売店
メインの食事どころは、1階スタンド内にあるフードコート。
とは言え、フードコート専用の座席はほとんどないので、立ち食いか、座って観戦できる場所に持って行って食べることになります。
焼きそばやご飯もの、串ものやおでんに菓子パン調理パンなど、つい手を伸ばしたくなるメニューが並んでいます。
高知のソウルフードでもある「アイスクリン」も売っています。
味はもちろん選べますが、「ハルウララバージョン」が売っているなら、とりあえず食べるしかない!(全国ニュースにもなったハルウララの成績は“こちら”)
3階スタンドの1コーナー寄りには、「FOOD & DRINK」コーナーがあります。
屋外には、昔ながらの売店があります。
こういう売店には、ついつい手を伸ばしてしまいがち。今回は、上の写真左の店で「いも天」と「ロースカツ(勝つ)サンド」を買いました。「いも天」は、小腹満たしにぴったりでしたよ♪
さらに奥にも、売店が一店。本場1レースの前に見に行ったとき、たくさんのお客さんがいて、飲み食いしながら馬券検討していました。
外での食事とお土産
高知と聞いてパッと頭に浮かぶのは、鰹のたたきではないでしょうか?
だいぶ前ですが、高知競輪の実況アナウンサーに連れて行ってもらった店があるのですが、めちゃくちゃ厚みがあって美味かったのを覚えています(ただ、店名を全然覚えていなくて…)。
今回は、別の高知ソウルフードにしようと、チキン南蛮をいただくことに決定。
その前に、レンタサイクル利用のために、高知駅前の観光案内所「とさてらす」に寄ることに。ここでは、観光目的であれば、なんと無料で自転車を借りることができます!(要身分証明書)
レンタサイクルで向かった店は、「鳥心(とりしん)」。
注文したのは、王道メニューの「チキンナンバン定食」。
大きさは、「普通の女性にはちょっと多いんじゃないかな?」と思うくらい。その分、食べることが大好きな僕にとっては、大満足のボリューム!
チキンは、「あれ?俺、噛んだ?」と思うくらいの柔らかさ。
また、ダイエット中なら罪悪感たっぷりのジューシーさです(笑)。
チキン南蛮にはタルタルソース。これが普通の感覚ですが、高知ではオーロラソースが定番中の定番。ナイフとフォークでカットし、あとは箸が止まることなくいただきました。
昼食時より早く行ったのでスッと入店できましたが、食べ終えて帰るときは、店の外に十数人のお客さんが順番待ちをしていました。そのくらいの人気店です。ぜひチキンをかぶりつきに行ってください。
鰹のたたきは、高知駅の土産屋で購入(土佐料理 司)。
持ち帰って、中身を確認。
分厚くカットしていただきました!
切り方が汚い? はい、それは認めます。早く食べたかったので、適当にカットしました。
まぁ、食べたら同じでしょうし(笑)。
きれいにカット、盛り付けられた写真も載せておきますね。
写真は、同梱されていた「鰹の手引き」という冊子です。
まとめ
今回行って驚いたのは、スタンドがきれいになっていたこと。
とはいえ、まだ特観や子供の遊び場が工事中だったので、今後さらに快適に、そして家族で楽しめる競馬場へと進化していくことでしょう。
馬券の売り上げはネット頼りになっていますが、利益の一部は本場への集客にもしっかり回していることに好感が持てました。
地方の競馬場ではありますが、完成予想図を見ていると、
「工事が終わったときには、全国公営競技場の一つのモデルになるのでは?」
と、楽しみにしています。
公共交通機関を使っての旅打ちにはやや不便な場所にあるので、無料バスや路線バスの時刻は、事前にしっかり確認を!
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